オリンピック、今期経常を一転赤字に下方修正、配当は15円を未定に変更

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決算

 Olympicグループ <8289> [東証S] が10月10日大引け後(17:30)に業績・配当修正を発表。26年2月期の連結経常損益を従来予想の10億円の黒字→11.8億円の赤字(前期は1.6億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 同時に、3-8月期(上期)の連結経常損益も従来予想の4.7億円の黒字→10.7億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 また、従来15円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間につきましては、競合店対策としての主力商品の値下げ等により売上高の回復に努めましたが、売上高が計画を下回り営業収益の達成に至りませんでした。また、競合対策としての値下げに加え、滞留在庫及び回転率の低い定番商品在庫を大幅に圧縮し店舗ごとに在庫水準の適正化を図る過程での値下げの影響により売上総利益率が計画以上に落ち込んだことで、営業利益及び経常利益も予想を下回りました。 さらに、2025年8月29日に公表したとおり店舗閉鎖損失を計上したこともあり、親会社株主に帰属する中間純利益が予想を下回ることとなりました。 2026年2月期通期の連結業績予想につきましては、引き続き売上高の回復に努めますとともに、営業総利益率の改善及び販売費並びに一般管理費の削減努力を継続することによる一層のコスト削減を進める計画ですが、上期業績を勘案し営業収益の見通しを引き下げたことで、営業利益以下の段階利益につきましても通期業績予想を修正いたします。

  当社は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主に対して安定的に利益還元を充実させていくことを経営の最重要課題のひとつであると認識し、剰余金の配当等を実施してまいりました。この方針は維持しつつも、2025年度上期の業績動向等を踏まえ、2026年2月期の業績予想を下方修正したことに加え、事業拡大に向けた投資や様々なリスクに備えるための財務安定性及び内部留保の適正な確保の必要性を勘案し、現時点では期末配当予想を未定とさせていただき、決定次第速やかにお知らせいたします。

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