外為サマリー:一時152円60銭台に軟化、利益確定や持ち高調整の動き
投稿:
10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=152円83銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭強のドル安・円高となっている。 自民党総裁選で高市早苗氏が選出されたことを受け、週初から急速に進んだ円安が一服した。朝方には一時153円27銭と2月中旬以来のドル高・円安水準をつける場面もあったが、高市氏が9日夜のテレビ番組で「行き過ぎた円安を誘発するつもりはない」と述べたことなどから更なる円売りには慎重ムード。週末を控えて利益確定や持ち高調整の動きがみられるなか、日経平均株価が反落したことが低リスク通貨とされる円買いにつながった面もあった。ドル円相場は午後1時00分すぎに152円63銭をつけたあとは下げ渋ったものの、自民・公明両党の連立政権の行方を見極めたいとして戻りは限定的だった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1570ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=176円83銭前後と同90銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS