ファストリは大幅続伸、26年8月期は連続最高益・20円増配を計画
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ファーストリテイリング<9983.T>は大幅続伸している。同社は9日の取引終了後、25年8月期の連結決算発表にあわせ、26年8月期の業績予想を開示した。今期の営業利益予想は前期比8.1%増の6100億円としており、前期に続き過去最高益を更新する見通し。配当予想は中間・期末各260円の年間520円とし、前期比20円の増配を見込む。業績拡大への期待と株主還元姿勢に対する評価が買いを引き寄せている。 売上高予想は前期比10.3%増の3兆7500億円とした。海外ユニクロ事業はグレーターチャイナや韓国、北米、欧州など進出している各地域で事業拡大が続き、大幅な増収増益が達成できるとみる。国内ユニクロ事業については若干の増収となる見通しのなか、円安による調達コストの増加をはじめ各コストの負担が重くなる局面ではあるものの、生産性の改善や値引き率の抑制などを通じ15%以上の事業利益率を継続的に確保する。 25年8月期は従来予想を上回る業績で着地した。売上高は前の期比9.6%増の3兆4005億3900万円(従来予想は3兆4000億円)、営業利益は同12.6%増の5642億6500万円(同5450億円)だった。前期の期末配当予想についてはこれまでの見通しから20円増額し260円(年間配当は500円)に見直した。 出所:MINKABU PRESS