トランザク、前期経常を1%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
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トランザクション <7818> [東証P] が10月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年8月期の連結経常利益を従来予想の59.5億円→60.1億円(前の期は56.2億円)に0.9%上方修正し、増益率が5.9%増→6.9%増に拡大し、従来の10期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の30.4億円→30.9億円(前年同期は27.6億円)に1.7%増額し、増益率が9.9%増→11.7%増に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の55円→57円(前の期は39円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当期におきましては、第4次中期経営計画の最終年度であり、数値目標の達成に向けて5つの重点戦略を柱として社会環境や消費者動向の変化を捉えECと対面によるハイブリッドによる営業活動や新製品開発に注力してまいりました。特にエンタメ、推し活分野における多彩でクオリティの高い物販品の需要に対応することで、第3四半期累計期間においては計画通りに業績が推移いたしました。しかしながら、第4四半期において、新製品の開発、販売開始が遅れたことにより製品在庫が減少したことで、一部において機会損失等が発生いたしました。そのため、売上高及び営業利益については前回発表予想を下回る見込みです。一方、経常利益以下の各段階利益につきましては、為替変動の影響を軽減する財務対策として保有している米ドル建て債券の利息に加え、一部が償還したことによる為替差益など294百万円を計上したこと、継続的な社員への処遇向上に積極的に取り組んだことから、当期においても賃上げ税制の適用により税負担が42百万円の軽減される見込みであります。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、2024年10月15日に公表いたしました2025年8月期業績予想を上回る見通しとなりました。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。 2025年8月期の期末配当金につきましては、業績予想の修正を踏まえ1株当たり55円の予想から2円増配し57円に修正することを決定いたしました。 これにより、2024年8月期実績に対し18円の増配、上場以来14期連続の増配を予定しております。