<動意株・8日>(前引け)=T&S・G、菱製鋼、プロパスト

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 ティアンドエスグループ<4055.T>=急動意。独立系のシステムインテグレーターで、先端半導体工場向けの受託開発で実績が高い。とりわけNAND型メモリーのリーディングカンパニーでAIデータセンター向けSSDの需要獲得が進むキオクシアホールディングス<285A.T>を主要顧客としており、今後中期的にキオクシア案件で商機の高まりが期待される状況にある。画像認識などAIソリューション分野でも実力を開花させていることから、日米の株式市場で盛り上がるAI関連株の一角としても頭角を現している。

 三菱製鋼<5632.T>=上値追い加速で4カ月ぶりの年初来高値更新。特殊鋼及び精密ばねなどの製造を手掛け、素材から製品までワンストップで生産できる優位性を持つ。26年3月期は営業13%増益を見込むなど2ケタ成長路線が続く。また、同社の実質筆頭株主は三菱重工業<7011.T>であり、防衛関連の一角としての位置付けでも注目度が高まっている。PERやPBRなどいずれも割安感が際立つほか、株主還元に前向きな姿勢も評価され、今期の年間配当は前期実績から16円増配となる80円を計画しており、予想配当利回りは4.3%弱に達する。

 プロパスト<3236.T>=大幅高で新高値。首都圏を中心にマンション開発を手掛けており、今期は大幅減益予想ながらPERやPBRなどから割安感が強い。また、M&A戦略による業容拡大にも積極的で、7日取引終了後に、同社の建設業務発注先でもある小川建設(東京都新宿区)の株式を取得額合計40億5600万円(概算)でシノケングループから取得し子会社化することを発表した。これを材料視する形で投資マネーを呼び込む格好となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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