米外為市場サマリー:一時152円00銭台と約8カ月ぶりの水準まで上伸
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7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円90銭前後と前日と比べて1円55銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円07銭前後と同1円00銭程度のユーロ高・円安だった。 自民党の新総裁に選出された高市早苗氏が積極財政を志向しているとの見方を背景に、拡張的な財政政策を警戒した円売りが継続。高市氏が4日の記者会見で「金融政策の責任を持つのは政府だ」などと述べ、日銀の追加利上げ観測が後退していることが円を買いにくくさせている面もあった。一方、この日に米ニューヨーク連銀が発表した9月の消費者調査で、1年先の予想物価上昇率(中央値)が前月から0.2ポイント上昇の3.4%と5カ月ぶりの高水準となったことがドル買いにつながり、ドル円相場は一時152円04銭と2月中旬以来およそ8カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1657ドル前後と前日に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS