話題株ピックアップ【夕刊】(3):太洋テクノ、ジーデップ、買取王国
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■太洋テクノレックス <6663> 307円 +35 円 (+12.9%) 本日終値 太洋テクノレックス<6663>が大幅高。同社は6日、和歌山県が推進する宇宙をテーマとした新たな産業創出と地域活性化を目的とするプロジェクト「宇宙まちづくり推進事業」に参画すると発表。これが材料視されたようだ。これを機に同社は、宇宙分野への技術展開と事業強化を本格的に進めていく構え。今後は衛星搭載機器や通信モジュールへの技術提供をはじめとして、宇宙事業に携わる人材育成にも積極的に取り組み、民間宇宙企業との協業も視野に入れているという。 ■ジーデップ・アドバンス <5885> 3,100円 +152 円 (+5.2%) 本日終値 ジーデップ・アドバンス<5885>は3日続伸。6日取引終了後、東京工科大学の大規模AIシステム導入プロジェクトに参画したと発表した。NVIDIAリファレンスアーキテクチャーを採用した大規模AIシステム「青嵐(SEIRAN)」の導入を支援したという。 ■買取王国 <3181> 1,059円 +49 円 (+4.9%) 本日終値 買取王国<3181>が6日ぶりに反発。午後2時30分ごろに発表した9月度の売上概況で、既存店売上高が前年同月比5.4%増と、43カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主要商材であるファッション、工具、ホビーをはじめ、トレカ、ブランド、貴金属など多くの商材が堅調に推移した。これにより、9月単月の売り上げとしては過去最高を更新。また、33カ月連続でその月の過去最高を記録した。なお、全店売上高は同10.4%増だった。 ■日本電波工業 <6779> 1,091円 +49 円 (+4.7%) 本日終値 日本電波工業<6779>が5連騰で新値街道を走る展開。水晶振動子や水晶機器など水晶デバイス専業メーカーとして世界でも指折りの実力を有しており、特に車載用水晶デバイスで商品競争力が高い。近年はAIデータセンター向け高付加価値品の需要の取り込みも順調で、同関連有力株として頭角を現している。26年3月期営業利益は大幅上方修正の可能性が高いとみられている。PBR0.8倍台で株主配当にも前向き(配当利回りは2.7%台)でバリュー株素地も内包している。 ■ステラファーマ <4888> 406円 +17 円 (+4.4%) 本日終値 ステラファーマ<4888>は大幅高。日本経済新聞電子版が7日、「東京大学とステラファーマは次世代のがん治療法として期待される『ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)』の効果を高める技術を開発した」と報じた。治療に使う薬剤ががん細胞に取り込まれて長時間とどまるように改良したという。この報道を手掛かりに買いが入ったようだ。 ■ジー・スリー <3647> 160円 +6 円 (+3.9%) 本日終値 ジー・スリーホールディングス<3647>が急反騰。6日の取引終了後、太陽光発電所や系統蓄電所の企画・開発・施工などを手掛ける野村屋ホールディングス(長野県上田市)から、系統用蓄電所の事業用地、設備及び電力接続権を取得し、新たに系統用蓄電所に関する事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが流入した。野村屋HDの関係会社が保有している熊本県長洲町の事業用地と系統用蓄電所に係る電力会社への電力接続権をもとに、同蓄電所の開発が行われ、設備の完成後に引き渡しを受ける予定で26年6月をメドに取得する。取得価額は非開示。なお、今後の見通しについては、開示すべき事項が生じた場合には速やかに発表するとしている。 ■ココナラ <4176> 502円 +13 円 (+2.7%) 本日終値 ココナラ<4176>が後場に入って強含んだ。同社はきょう、知識・スキル・経験をネットショッピングのように売り買いできる「ココナラスキルマーケット」の累計出品サービス数が100万件を突破したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。同社は2012年にココナラスキルマーケットを開始し、出品サービス数は順調に増加。20年と25年を比較した出品サービス数の成長率を調査した結果、「AI」関連のサービスが急成長しているという。 ■JDSC <4418> 945円 +23 円 (+2.5%) 本日終値 JDSC<4418>が高い。同社は7日、農林水産省などが推進する「スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)」に参画したと発表。データ基盤構築を手掛ける同社に対しては、収益機会の獲得を期待した買いが入ったようだ。JDSCは農業・畜産の現場におけるスマート農業の社会実装に向け、デジタル技術とデータサイエンスの活用を通じ、実効性のあるソリューションを提供し、地方創生にも寄与していく。 ■マーチャント <3121> 280円 +5 円 (+1.8%) 本日終値 マーチャント・バンカーズ<3121>が反発。6日の取引終了後、特定卸供給事業者(アグリゲーター)のライセンスを持つエネルギーポイント(東京都渋谷区)の第三者割当増資を引き受け、持ち分法適用関連会社化すると発表しており、好材料視された。アグリゲーターは電力の自由化に伴い電力を調達し、需要者に供給する企業のことで、エネルギーポイントは25年5月にアグリゲーターライセンスを取得し、系統用蓄電池で蓄電する電力を安く調達し、市場などを通じて最適な条件で電力需要者に供給する。今回、マーチャントは、エネルギーポイントの株式の20.0%を保有し資本・業務提携を締結することで系統用蓄電池事業の強化を図る方針で、マーチャントが投資する系統用蓄電池案件について、エネルギーポイント社と共同して案件の発掘・開発を行うほか、エネルギーポイントがアグリゲーターとして運営を行うことになる。なお、25年10月期業績への影響は軽微としている。 ■楽待 <6037> 1,326円 +22 円 (+1.7%) 本日終値 楽待<6037>が続伸。6日の取引終了後、自社株140万株(消却前発行済み株数の6.62%)を10月17日付で消却すると発表したことが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は1975万3800株となる。 ●ストップ高銘柄 デリバリコン <9240> 932円 +150 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値 ケア21 <2373> 549円 +80 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値 ANAPHD <3189> 733円 +100 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値 ブロードE <4415> 1,130円 +150 円 (+15.3%) ストップ高 本日終値 助川電気工業 <7711> 5,530円 +700 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値 など、8銘柄 ●ストップ安銘柄 iFEGBA <2629> 3,947円 -700 円 (-15.1%) ストップ安 本日終値 以上、1銘柄 株探ニュース