外為サマリー:150円50銭近辺で推移、株伸び悩み上値追いに慎重な姿勢も
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7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=150円50銭前後と前日午後5時時点に比べ49銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=175円96銭前後と同1円01銭程度のユーロ高・円安で推移している。 自民党新総裁に高市早苗前経済安保相が選出されたことを受け、積極財政論者の首相の就任期待から、円の先安観が台頭しており、この日のドル円相場においても支援材料となった。ドル円は午前中に一時1ドル=150円60銭台まで上昇したが、その後は上値追いに慎重な姿勢が広がった。日経平均株価はこの日、取引時間中の過去最高値を更新した後は伸び悩み、TOPIXは一時下げに転じた。株高の一服により、円の売り持ち高を縮小する目的の円買いが入ったとみられている。財務省が実施した30年債入札は、財政懸念がくすぶるなかで事前に警戒感が広がっていたが、無難な結果となり市場に一定の安心感をもたらした。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1692ドル前後と同0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS