外為サマリー:一時150円60銭台へ円安進行、警戒感も台頭し一進一退に
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7日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=150円48銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=176円20銭前後と同1円20銭強のユーロ高・円安で推移している。 ドル円は、午前8時30分時点では150円30銭前後で推移していたが、午前9時10分過ぎには150円61銭近辺まで円安が進行。8月1日以来、約2カ月ぶりのドル高・円安水準をつけた。自民党の新総裁に選ばれた高市早苗氏は積極的な財政政策を志向しているとの見方から、財政悪化懸念が浮上しているほか日銀の追加利上げ観測も後退するなか、ドル買い・円売りが優勢となっている。ただ、150円台半ばの水準では警戒感も台頭し一進一退の展開となった。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1708ドル前後と同0.0040ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。フランスで6日、ルコルニュ首相が辞任を表明。フランスの政局不安が台頭するなか6日はユーロ安が進行したが、足もとでは買い戻しが流入している。 出所:MINKABU PRESS