住友重が反発、米レオ・キャンサー社と立位型陽子線治療システムに関する技術協力
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住友重機械工業<6302.T>が反発している。この日、米国レオ・キャンサー・ケア(ウィスコンシン州)と立位型陽子線治療システムに関する技術協力を締結したと発表しており、好材料視されている。 従来の陽子線治療では患者は寝台に寝た状態で治療を受けていたが、立位型陽子線治療システムでは患者は立った姿勢、あるいは座った姿勢で受けるのが特徴。設置に必要なスペースや導入コストを大幅に低減することに加え、立位姿勢による患者の快適性向上や、ガントリーまたは寝台を連続的に回転させながら陽子線を照射することで腫瘍により線量集中できる陽子線アーク照射の導入が期待できるという。今回の技術協力により、同社の超電導サイクロトロンを、レオ社が開発した立位型位置決めシステムに組み合わせた、新たな陽子線治療システムの実現を目指すとしている。 出所:MINKABU PRESS