<動意株・6日>(前引け)=SMC、古野電、ACSL

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 SMC<6273.T>=物色人気に底値離脱の動き鮮明。3000円を超える上昇で5万1000円台に駆け上がった。FA関連機器の大手メーカーで空圧制御機器では世界トップシェアを誇る。9月下旬に底入れ反転し、ここ戻り足を強めていたが、きょうは全体リスクオン相場に乗りマドを開けて買われる人気となっている。外資系証券の投資判断では強気と弱気が入り交じっている銘柄だが、足もとで出遅れ修正を狙った買いが顕著となっている。生成AI市場の拡大を背景としたデータセンター増設に伴う半導体需要などを背景に、同社の空圧制御機器にも追い風が強まっている。26年3月期は増収・営業2ケタ増益が見込まれているが、中長波動では時価は依然として底値圏に位置することから、機関投資家の仕切り直しの買いを誘導しているもようだ。

 古野電気<6814.T>=ストップ高。前週末3日の取引終了後、集計中の8月中間期連結業績について、売上高が従来予想の645億円から686億円(前年同期比9.2%増)へ、営業利益が65億円から93億円(同27.4%増)へ、純利益が50億円から101億円(同99.3%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことを好感した買いが流入している。舶用事業における販売が好調に推移しており、商船向けでは、中国における造船会社の高水準な手持ち工事量を背景に建造能力の拡大が進んだ結果、納期の全体的な前倒しが発生し販売が増加。また、プレジャーボート向けでは、今期に上市した戦略商品の販売が好調だったことに加え、4月に発表された米国関税政策の影響による前倒し需要が発生し、売上高・利益を押し上げたとしている。

 ACSL<6232.T>=急動意。大底圏離脱の動きを強めている。この日、米国子会社を通じて、米国の電波塔運営会社最大手級のアメリカン・タワー社(マサチューセッツ州、以下ATC)と、重要インフラ産業におけるドローン技術の導入と活用に向けた戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結したと発表しており、好材料視されている。ATCは、米国内で4万2000件以上、米国含む世界22カ国に約15万件の通信インフラ施設を保有している企業。今回のパートナーシップにより、ACSLは通信インフラ施設の点検用途に向けて、ATCに対し自社製ドローン製品及び関連オプション品の提供・販売を行うとともに、製品開発に関する情報提供を実施。また、製品テストやマーケティング活動を共同で推進し、ACSL製品の市場展開と普及促進に取り組むとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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