米外為市場サマリー:NYダウや米金利の上昇を受け一時147円50銭台に上伸
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3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円47銭前後と前日と比べて20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=173円19銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安だった。 米連邦政府予算の失効に伴う政府機関の一部閉鎖が続くなか、この日に予定されていた米9月雇用統計の公表は見送られ、米連邦準備理事会(FRB)などの政策対応に影響しかねないとの見方からドル売りが先行。同日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の米非製造業(サービス業)景況感指数が市場予想を下回ったことが分かると、ドル円相場は147円10銭まで軟化する場面があった。ただ、NYダウの上昇がドルを下支えし、ドル円相場は切り返し。米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁が米CNBCの番組で追加利下げに慎重な姿勢を示したことなどを背景に、米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、一時147円54銭まで上伸した。一方、米景気減速懸念からユーロ買い・ドル売りが優勢で、対円でもユーロが買われた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1742ドル前後と前日に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS