話題株ピックアップ【夕刊】(3):ABCマート、トップカルチ、ダイセキS
投稿:
■エービーシー・マート <2670> 2,834.5円 -32 円 (-1.1%) 本日終値 エービーシー・マート<2670>が8日続落。2日の取引終了後に発表した9月度売上高で、既存店売上高は前年同月比1.3%増と7カ月連続で前年実績を上回ったものの、8月の同8.5%増から伸び率が鈍化しており、これが嫌気されたようだ。日曜日が前年よりも1日少ない曜日並びだった影響があったほか、天候不良の日が多く暑い日が続いたものの、中旬以降に気温が低下してきたことで秋物商品の需要が増え、売り上げを牽引した。また、商品別では新作のスポーツシューズや薄手のロングスリーブなどのアパレルが好調だった。なお、全店売上高は同1.1%増だった。 ■トップカルチャー <7640> 207円 +43 円 (+26.2%) 一時ストップ高 本日終値 トップカルチャー<7640>が急反発。2日終値時点で164円と低位に放置されていたことに加えて、2日の取引終了後に発表した9月度の月次売上動向で既存店売上高が前年同月比1.2%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。書籍でEC販売が堅調に推移したほか、特撰雑貨文具で食品やコスメ、文具が好調に推移し、ゲーム・トレカ事業、Cafe事業も寄与した。なお、全店売上高は同6.2%減だった。 ■ダイセキS <1712> 1,499円 +300 円 (+25.0%) ストップ高 本日終値 ダイセキ環境ソリューション<1712>はストップ高。2日取引終了後、親会社のダイセキ<9793>から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株1850円。これにサヤ寄せする格好となった。ダイセキは現在、ダイセキS株の53.87%(自己株式を除く発行済み株数に対する割合)を所有している。買い付け予定数は775万4119株(下限206万7500株、上限設定なし)、買い付け期間は10月3日~11月17日。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は2日付で監理銘柄(確認中)に指定した。 ■ワンダープラネット <4199> 984円 +150 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値 ワンダープラネット<4199>はストップ高。この日午前11時ごろ、新作モバイルゲーム「HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR」を発表した。同ゲームはブシロード<7803>と共同開発しているもの。2026年の世界同時配信を目指す。新作ゲームへの期待感から買いが膨らんだ。 ■シルバーライフ <9262> 899円 +59 円 (+7.0%) 本日終値 シルバーライフ<9262>が切り返し急。SBI証券が2日、シルバライフの目標株価を従来の1020円から1210円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続している。商品製造や物流の内製化の推進により、業績拡大トレンドが明確になってきたと指摘。目標株価を算出するうえでのPER(株価収益率)を従来の12.6倍から13.9倍に引き上げた。 ■ヤマダコーポレーション <6392> 5,690円 +310 円 (+5.8%) 本日終値 ヤマダコーポレーション<6392>が後場急上昇。午後1時30分ごろ、第三者の不正アクセスにより社内サーバーが侵害された影響で延期していた26年3月期第1四半期決算を発表。売上高37億2100万円(前年同期比0.6%増)、営業利益6億4900万円(同25.8%増)、純利益4億7200万円(同14.9%増)と大幅増益となったことが好感された。主力のインダストリアル部門が、ダイアフラムポンプの海外売り上げで為替の影響を受けたものの伸長したほか、オートモティブ部門も売り上げを伸ばした。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高149億円(前期比1.9%増)、営業利益18億円(同8.3%減)、純利益14億2000万円(同11.7%減)の従来見通しを据え置いている。 ■グッドライフカンパニー <2970> 971円 +46 円 (+5.0%) 本日終値 グッドライフカンパニー<2970>が後場急上昇。この日午後に発表した9月度の月次概況で、賃貸マンション用地の販売・設計・建築及び売買仲介を行うアセットマネジメント事業の完了プロジェクトが27件となり、前期実績の21件を上回ったことが好材料視された。また、賃貸仲介及び賃貸管理サービスを提供するプロパティマネジメント事業の累計管理戸数は前月比522戸増の7735戸となり、順調に管理戸数を積み上げた。 ■ユニフォームネクスト <3566> 637円 +30 円 (+4.9%) 本日終値 ユニフォームネクスト<3566>が3日ぶりに反発。2日の取引終了後に発表した9月度の月次業績速報で、売上高が前年同月比33.4%増となり、増収基調が継続していることが好感された。全国的に残暑が続いた影響で、ファン付き作業服とポロシャツが売り上げを牽引したほか、下旬にかけて気温の変化とともに秋冬物の作業服や防寒商材も伸長した。また、医療スクラブや飲食業界向けエプロンも堅調に推移した。 ■正興電機製作所 <6653> 1,779円 +80 円 (+4.7%) 本日終値 正興電機製作所<6653>が大幅高、約2週間ぶりに年初来高値を更新した。電力向け受変電設備などの製造販売を主力事業として手掛け、IoT技術を駆使したソリューションで優位性を発揮する。業績はトップライン、利益ともに高成長路線をまい進しており、25年12月期は営業利益段階で前期比3割増の26億円予想とピーク利益更新が続く見通しだ。世界的な生成AIサービスの拡大を受け、AIデータセンター増設がグローバル規模で進展している。そうしたなか、米オープンAIのサム・アルトマンCEOがアジア各国を歴訪し、AIデータセンター建設などで資金的な協力を仰ぐ「アルトマン外交」を展開、日立製作所<6501>とオープンAIがAIデータセンターの電力関連技術などで提携することが報じられている。そうしたなか、正興電は電力向け受変電設備などで日立を主要納入先としていることから、この関連有力株として改めて脚光を浴びる格好となっている。 ■学びエイド <184A> 638円 +25 円 (+4.1%) 一時ストップ高 本日終値 学びエイド<184A>は一時ストップ高に買われた。3日、NOVAホールディングス(東京都品川区)が運営するITTO個別指導学院チェーンの全校1227校(3日時点)が学びエイドの映像学習サービス「学びエイドマスター」を導入したと発表しており、業績への貢献を期待する買いが流入した。両社は5月に資本・業務提携を締結しており、翌6月に学びエイドはNOVAホールディングス親会社を割当先とする第三者割当増資を実施した。今回の全校舎での導入は資本・業務提携に基づく協業プロジェクトの第1弾に当たり、学びエイドは学習塾運営のノウハウを蓄積しサービスの改善につなげることを目指す。 ●ストップ高銘柄 テクニスコ <2962> 435円 +80 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値 大盛工業 <1844> 722円 +100 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値 iFEGBA <2629> 5,214円 +700 円 (+15.5%) ストップ高 本日終値 など、6銘柄 ●ストップ安銘柄 夢みつけ隊 <2673> 249円 -80 円 (-24.3%) ストップ安 本日終値 MXカーボン <2560> 52,600円 -10,000 円 (-16.0%) ストップ安 本日終値 以上、2銘柄 株探ニュース