武蔵精密は切り返し急、高出力蓄電装置がハイパースケーラーのニーズ取り込みへ
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武蔵精密工業<7220.T>は切り返し急、一時5%超の上昇で3590円まで上昇した。ホンダ系の自動車部品メーカーだが、人工知能(AI)分野への取り組みにも傾注しており、そのなか戦略商品に位置付けているのがAIデータセンター向け非常用電源の高出力蓄電装置「ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)」だ。同装置を米オラクル<ORCL>が採用を検討すると発表するなどで注目を呼んだ。中期的にもAIデータセンターの世界的な需要拡大を背景に、同装置は大規模なデータセンター運営するハイパースケーラーの需要を囲い込む可能性があり、投資マネーの関心が向いている。一方、9月後半に貸株市場を通じた売りが観測されていたが、月替わりで短期的にはこの買い戻しに対する思惑もある。 出所:MINKABU PRESS