北恵が続落、戸建て住宅の国内着工戸数振るわず今期は一転最終減益の見通し
投稿:
北恵<9872.T>は続落している。同社は2日の取引終了後、25年11月期第3四半期累計(24年11月21日~25年8月20日)の単独決算の発表にあわせて、25年11月期の通期業績予想を下方修正した。売上高予想をこれまでの615億円から600億円(前期比2.1%減)、営業利益予想を9億2000万円から7億円(同23.9%減)、最終利益予想を7億2000万円から5億5000万円(同23.5%減)に引き下げた。最終利益が増益予想から一転して減益予想となり、嫌気した売りが出ている。 北恵の主な市場である持ち家及び戸建分譲住宅の新設着工戸数は4月に施行された建築基準法・省エネ基準の改正に伴う駆け込み需要の反動や建築確認申請の長期化を受け、減少傾向が続く。同社にとって厳しい事業環境となっており、売上高が当初予定を下回る。第3四半期累計の売上高は441億3200万円(前年同期比1.6%減)、営業利益が5億円(同26.3%減)、最終利益が3億9500万円(同22.2%減)だった。 出所:MINKABU PRESS