米外為市場サマリー:米労働市場に対する懸念和らぎ一時147円50銭台に上伸
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2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円26銭前後と前日と比べて20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円52銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいだった。 米連邦政府予算の失効に伴い、政府機関の一部が閉鎖された影響が警戒されるなか、ドル円相場は日本時間夕方に146円60銭まで下押す場面があった。ただ、欧州市場では持ち高調整とみられるドル買い・円売りが流入。ベッセント米財務長官が米CNBCとのインタビューで、中国との次回の貿易交渉について「状況をかなり大きく打開できる」との見通しを示したこともドル買いを後押しした。米民間再就職会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが公表した9月の人員削減数が前年比で減少し、米労働市場に対する懸念が和らいだこともあり、ニューヨーク市場では一時147円51銭まで上伸した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1715ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS