話題株ピックアップ【夕刊】(3):スピー、マイクロ波、エイビック

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材料

■Speee <4499>  2,346円   +276 円 (+13.3%)  本日終値
 Speee<4499>が大幅高で9日ぶりに反発。東京証券取引所が29日の取引終了後、同社株を30日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買われたようだ。また、日本証券金融も30日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■マイクロ波化学 <9227>  720円   +73 円 (+11.3%) 一時ストップ高   本日終値
 マイクロ波化学<9227>が急騰。同社はマイクロ波による研究開発に傾注し、産業向けに独自ソリューションを提供している。そうしたなか、29日には同社と三井物産<8031>がマイクロ波を用いた低炭素リチウム鉱石製錬技術の共同開発におけるパイロット機を完成し、実証試験を開始すると発表している。三井物が共同開発の相手先となっていることもあって、今後の低炭素リチウム鉱石製錬技術開発への期待が膨らむ状況にある。

■AViC <9554>  2,153円   +212 円 (+10.9%)  本日終値
 AViC<9554>が切り返し急。同社は29日の取引終了後、25年9月期業績予想の上方修正を発表。今期の経常利益予想を従来の見通しから5500万円増額して7億2400万円(前期比64.2%増)に見直した。業況を評価した買いが入ったようだ。売上高予想は従来の見通しを1億3200万円上回る26億5000万円(同37.0%増)に引き上げた。エンタープライズ顧客からの受注案件が寄与したほか、リアレーションのM&Aによる効果も出た。同社は26年9月期に関して、売上高と営業利益の成長率について少なくとも今期比で30%と見込む。

■abc <8783>  337円   +33 円 (+10.9%)  本日終値
 abc<8783>が急伸。29日の取引終了後、RWAfi(リアル・ワールド・アセット・ファイナンス)領域へ本格参入すると発表しており、これを好感した買いが流入した。同社のRWAfiは、従来の資産トークン化サービスとは一線を画した独自の金融モデルとしており、現実世界の資産(不動産、株式など)をブロックチェーン上でトークン化し、その結果得られる流動性向上及び資産運用益を、流動性プール(LP)に対して効率的かつ戦略的に再配分することにより、ミームコインやGameFiなどのエンターテインメント性を有する分散型金融(DeFi)エコシステムの資金循環基盤として機能させるのが目的。RWAとDeFiという従来分断されていた領域を接続し、現実資産に裏付けられた安定的なキャッシュフローとWeb3特有の高回転型トークノミクスを融合させることで、新たな金融循環モデルの確立を目指すとしている。

■マイクロアド <9553>  465円   +20 円 (+4.5%)  本日終値
 マイクロアド<9553>が7営業日ぶりに反発。同社はきょう、韓国向けマーケティング事業を展開するビーウェル(大阪市中央区)と業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。この提携により、同社は日本企業の韓国進出を支援するマーケティングサービスを開始するほか、韓国人に対する訪日インバウンドプロモーションにも対応することで、クロスボーダーマーケティング事業の更なる拡大を目指すとしている。

■AKIBA <6840>  359円   +15 円 (+4.4%)  本日終値
 AKIBAホールディングス<6840>が大幅高。メモリー製品の販売を主力とし、米エヌビディアの製品取り扱いでも実績が高い。直近ではエヌビディアの最先端半導体チップを搭載した小型のAIスパコンを取り扱うなど新たな展開をみせている。26年3月期は営業利益段階では3期連続の減益を見込むものの、トップラインは3期連続増収と売上規模の拡大が続いている。27年3月期については売上高200億円台乗せが射程圏で、増収効果を映し営業利益も2ケタ以上の伸び率で増益転換が見込まれる。時価予想PERは依然8倍台で割安感がある。

■FIG <4392>  332円   +13 円 (+4.1%)  本日終値
 FIG<4392>が3日ぶりに反発。29日の取引終了後に、25年12月期の配当予想を期末一括5円から期末一括10円(前期5円)に増額修正したことが好感された。連結配当性向30%以上を基準とする配当方針を決定したことに伴い増額した。

■キャピタルA <3965>  879円   +32 円 (+3.8%)  本日終値
 キャピタル・アセット・プランニング<3965>が反発。29日の取引終了後、25年9月期連結業績予想について、売上高を87億8000万円(前期比18.1%増)へ、営業利益を4億5000万円から5億2500万円(同76.8%増)へ、純利益を2億8500万円から3億5500万円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。生命保険会社からの顧客管理システムの再構築、法人向けペーパーレス申込システムや代理店向け設計書・申込書システムなどの受注が下期に好調だったことが要因。また、証券会社に対してIFA向け投資商品発注サポートシステムの開発を行ったことや、メガバンググループ向けに新NISA対応のゴールベースマネジメントシステムを投入したことなど、受託開発分野の売り上げが増加することも寄与する。

■ダイジェット工業 <6138>  1,087円   +39 円 (+3.7%)  本日終値
 ダイジェット工業<6138>が後場急上昇。午後1時ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、26年3月期第3四半期に投資有価証券売却益1億8300万円(見込み)を特別利益として計上すると発表したことが好材料視された。なお、通期業績予想への影響は他の要因も含めて精査中としている。

■暁飯島工業 <1997>  3,530円   +95 円 (+2.8%)  本日終値
 暁飯島工業<1997>が3日続伸。29日の取引終了後、26年2月末日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、好材料視された。毎年2月末日時点で3単元(300株)以上を保有する株主を対象に、茨城県産品カタログギフトを保有株数に応じて4000~1万2000円相当を贈呈する。

●ストップ高銘柄
 AppBank <6177>  219円   +50 円 (+29.6%) ストップ高   本日終値
 Link-Uグループ <4446>  646円   +100 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 など、2銘柄

株探ニュース

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