外為サマリー:148円20銭台に軟化、日銀利上げ観測で
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30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=148円29銭前後と前日午後5時時点に比べ28銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=173円99銭前後と同23銭程度のユーロ安・円高で推移している。 同日に日銀が発表した9月18~19日開催分の金融政策決定会合の主な意見は、利上げに前向きな意見と慎重な意見が交錯する内容だった。外為市場への反応は限られたものの、10月会合の利上げシナリオを後退させるまでには至らなかった。四半期末で実需筋とみられる取引が活発化するなかで、午前中に一時1ドル148円80銭台までドル高・円安方向に振れたが、その後は一転してドル円は軟化した。財務省が実施した2年債入札が低調な結果となり、中期債の利回りに上昇圧力が高まったこともドル円の重荷となった。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1733ドル前後と同0.0006ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS