29日の米株式市場の概況、NYダウ68ドル高 米政府機関の一部閉鎖懸念は重荷

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 29日の米株式市場では、NYダウが前週末比68.78ドル高の4万6316.07ドルと続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待を背景に投資家のリスク選好ムードは続いた。ただし、つなぎ予算案に関する議会での採決が期限までに行われず、米国の政府機関の一部が閉鎖されるリスクは全体相場の重荷となった。

 キャタピラー<CAT>やウォルト・ディズニー<DIS>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が堅調推移。ビザ<V>やスリーエム<MMM>が値を上げ、オクシデンタル・ペトロリアム<OXY>が頑強だった。半面、シェブロン<CVX>やボーイング<BA>が売られ、カーニバル<CCL>やイオンQ<IONQ>が軟調だった。

 ナスダック総合株価指数は107.08ポイント高の2万2591.15と続伸した。エヌビディア<NVDA>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。エレクトロニック・アーツ<EA>やシーゲイト・テクノロジー・ホールディングス<STX>、ドアダッシュ<DASH>が株価水準を切り上げ、ティルレイ・ブランズ<TLRY>やクロノス・グループ<CRON>、エナンタ・ファーマシューティカルズ<ENTA>が高い。一方、アルファベット<GOOGL>やアップル<AAPL>が冴えない展開。ムーンレイク・イミュノセラピューティクス<MLTX>やラリマー・セラピューティクス<LRMR>が下値を探った。

出所:MINKABU PRESS

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