米外為市場サマリー:米利下げ継続との見方から149円40銭台に軟化

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為替

 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円49銭前後と前日と比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=174円95銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に米商務省が発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前月比の伸び率が0.3%と前月の0.2%から若干加速し、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は同0.2%と前月と同じだった。市場では米連邦準備理事会(FRB)による年内の追加利下げ観測を変える内容ではないと受け止められドル売りが先行。米ミシガン大学が発表した9月の消費者マインド指数(確報値)で、1年先と5~10年先の予想インフレ率が速報値から引き下げられたこともドルの重荷となり、ドル円相場は一時149円41銭まで軟化した。一方、米追加利下げ観測を背景にドル売り・ユーロ買いが優勢となり、この流れが波及するかたちでユーロは対円でも買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1703ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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