話題株ピックアップ【夕刊】(3):リンクユーG、FフォースG、ピアズ

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■Link-Uグループ <4446>  466円   +80 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 Link-Uグループ<4446>がストップ高。午前10時ごろ、世界最大級のアニメ配信サービスなどを手掛ける米国のクランチロール社と提携し、新たな海外向けマンガサービス「Crunchyroll Manga(クランチロール・マンガ)」を10月9日にリリースすると発表しており、これを好感した買いが殺到した。新サービス「クランチロール・マンガ」は、まずアメリカ及びカナダで提供を開始する有料会員向けのオプションサービス。配信予定作品には、「ONE PIECE」「呪術廻戦」「文豪ストレイドッグス」「ダンジョン飯」「薬屋のひとりごと」「その着せ替え人形は恋をする」など数百タイトルに及ぶ日本の主要出版社の人気マンガを揃え、更に集英社、J-Novel Club、サード・ライン・ネクスト、ハイストーンをはじめとする追加の出版社も参画予定としている。

■FフォースG <7068>  650円   +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 フィードフォースグループ<7068>は急伸。約1カ月ぶりに年初来高値を更新した。25日取引終了後に6~8月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比13.9%増の11億9900万円、営業利益は同37.5%増の4億8300万円だった。運用型広告代行やデジタルマーケティング支援を手掛ける主力のプロフェッショナルサービス事業が好調に推移し、全体を牽引した。通期の増収増益見通しに変更はない。好決算を評価した買いが集まった。

■ピアズ <7066>  772円   +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値
 ピアズ<7066>がストップ高。同社は通信業界の企業を主要顧客に企画提案や人材派遣・育成などを手掛けるが、人工知能(AI)を活用したオンライン接客サービスやAI研修事業などに傾注し、需要を開拓している。そうしたなか、25日取引終了後、NTTドコモから金融領域向けAIシステムの開発業務を受託したことを発表、これが株価を強く刺激した。これまで同社が培ってきたAI分野における知見を生かし、金融事業のコンプライアンス対応や内部統制といったバックエンド業務に生成AIを使ったシステムの導入を行う。今回の業務受託による業容拡大効果に期待した投資マネーを呼び込む格好となった。

■ビーマップ <4316>  1,150円   +129 円 (+12.6%) 一時ストップ高   本日終値
 ビーマップ<4316>が急騰。同社は25日、米国自治領・北マリアナ諸島連邦(CNMI)政府と、サイパンに設立予定の「宇宙防衛通信研究所」に関する相互協力の書簡を交換したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。この度の書簡によるCNMI政府との協力確認は、地域に根差した活動を広げるとともに、アジア太平洋地域における技術連携や人材交流を推進するもの。今後は観光振興や雇用創出といった地域社会への貢献にもつなげていく予定だとしている。

■ニイタカ <4465>  2,430円   +218 円 (+9.9%)  本日終値
 ニイタカ<4465>が急伸。同社は25日の取引終了後、26年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.8%増の60億600万円、経常利益は同40.0%増の6億1600万円だった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約36%と順調な滑り出しとなっており、業績の上振れを期待した買いが入った。ケミカル事業では洗剤が大手外食チェーンに採用されて収益が拡大した。ヘルスケア事業によるコストダウン効果も利益を押し上げる要因となった。

■旭コンクリート工業 <5268>  1,037円   +87 円 (+9.2%)  本日終値
 旭コンクリート工業<5268>は急騰。25日移動平均線を足場にマドを開けて上放れ、一気に4ケタ大台を回復した。ヒューム管やボックスカルバートなど下水道関連のコンクリート二次製品を製造・販売している。26年3月期第1四半期(25年4~6月)は営業利益が前年同期比で大幅減少しているが、同社は官需が売り上げの80%以上を占めており、下期の伸びが期待でき通期ベースでは増益基調が維持できる見通し。中期的にも国土強靱化の国策を背景とした下水道インフラ関連で活躍が期待されている。また、東京都が計画する無電柱化(電線地中化)を加速させる方針で、指定地域で新たに宅地を開発する際の電柱新設を原則禁止する方針が伝わったが、ここでも同社の収益機会拡大が見込まれる。

■アクセルマーク <3624>  113円   +9 円 (+8.7%)  本日終値
 アクセルマーク<3624>が急伸。同社はきょう、子会社のスパイラルセンスがタカラトミー<7867>グループのタカラトミーアーツが24日にリリースした人気アニメのアラームアプリ「ひみつのアイプリ きゃらあらーむ!」の開発・制作を担当したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。これは、アクセルMグループが掲げるエンターテインメント領域での事業拡大戦略の一環。今後もスパイラルセンスが持つ開発力と、グループが培ってきた事業ノウハウを組み合わせることで、多様なエンターテインメントコンテンツを創出するとしている。

■粧美堂 <7819>  950円   +63 円 (+7.1%)  本日終値
 粧美堂<7819>が後場急伸。同社はきょう午前11時30分ごろ、25年9月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の12億円から14億円(前期比38.6%増)に引き上げた。売上高予想は従来通り220億円(同5.2%増)で据え置いたが、キャラクター商品を含めた商品力アップにより利益率の高いナショナルブランド(NB)商品を中心に順調に推移したことに加え、自社企画商品全体で販売単価が上昇したほか、第2四半期から連結対象となったピコモンテ・ジャパンの化粧品販売について順調に推移したことで、利益率が大きく向上したとしている。また、期末配当を従来計画比5円増額の16円50銭とすることも発表。中間配当の11円50銭をあわせた年間配当は28円(前期は22円)となる。

■マイクロ波化学 <9227>  644円   +19 円 (+3.0%)  本日終値
 マイクロ波化学<9227>は3日ぶり反発。25日取引終了後、三菱ケミカルグループ<4188>傘下の三菱ケミカルと共同開発するマイクロ波を利用した熱分解リサイクル技術で再生したアクリル樹脂リサイクル材について、ホンダ<7267>の電気自動車(EV)「N-ONE e:(エヌワンイー)」用ドアバイザーに採用されたと発表した。自動車用品におけるアクリル樹脂リサイクル材の採用は業界初という。これが材料視された。

■ナレルグループ <9163>  2,437円   +58 円 (+2.4%)  本日終値
 ナレルグループ<9163>は4日続伸。同社は25日の取引終了後、子会社のワールドコーポレーションがスカイマティクス(東京都中央区)と建設現場における生産性向上を加速するための戦略的業務提携を締結したと発表しており、今後の成長に資することを期待する買いが入った。両社はスカイマティクスが展開するクラウド型ドローン測量サービス「くみき」について建設現場での利用を促すことで、生産性向上や人手不足の解決を目指す。土木工事に必要となるドローン測量と点群処理をオンラインで学べる人材育成研修「くみきトレ」を受講したワールドコーポレーションの技術者を土木現場に派遣し、「くみき」の活用支援や導入支援を行う。

●ストップ高銘柄
 メドレックス <4586>  175円   +50 円 (+40.0%) ストップ高   本日終値
 iFEGBA <2629>  4,786円   +700 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 大和自動車交通 <9082>  2,385円   -500 円 (-17.3%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

株探ニュース

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