「電線地中化」が18位にランクイン、東京都が宅地開発で電柱新設を原則禁止の方針と報じられる<注目テーマ>
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★人気テーマ・ベスト10 1 人工知能 2 半導体 3 データセンター 4 下水道 5 量子コンピューター 6 半導体製造装置 7 防衛 8 JPX日経400 9 核融合発電 10 ペロブスカイト太陽電池 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電線地中化」が18位にランクインしてきた。 25日付の日本経済新聞朝刊で「東京都は電柱を地中に埋める無電柱化を進めるため、指定地域で新たに宅地を開発する場合の電柱新設を原則禁止する方針だ」と報じられたことが今回のランクアップの背景にあるようだ。記事によると26年にも新設禁止を義務づける条例の制定を目指すとしている。 小池百合子都知事が24日の都議会定例会の所信表明で「電柱を減らす、電柱を増やさない、この両面から取り組みを加速する」と述べ、宅地開発において無電柱化を推進する全国初の条例を制定する方針を明らかにした。東京都では、災害時に電柱の倒壊による道路閉塞や電線の切断などにより、避難や救急活動、物資輸送に支障が生じるとともに、電力・通信サービスの安定供給も妨げられることが予想されるとして、緊急輸送道路などの無電柱化を進めている。17年には都道での電柱新設を禁止する東京都無電柱化推進条例を施行。ただ、宅地にある道路は私道などが多く、無電柱化が進みにくかったことから、上記の条例が制定されれば、電線地中化に向けた流れが加速する可能性がある。 これを受けて、25日には通信ケーブル、電力ケーブルを小型ボックス内に配線する製品を手掛けるイトーヨーギョー<5287.T>が急伸。この日も同社株が急伸しているほか、地中埋設用ケーブル保護管を手掛けるタイガースポリマー<4231.T>、地下に電線などのケーブルを通すヒューム管などを手掛ける日本ヒューム<5262.T>、電線共同溝の旭コンクリート工業<5268.T>や日本コンクリート工業<5269.T>なども上昇している。 出所:MINKABU PRESS