話題株ピックアップ【昼刊】:群馬銀、千葉興、リクルート
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■NCS&A <9709> 1,705円 +245 円 (+16.8%) 11:30現在 NCS&A<9709>が急反発し99年4月以来約26年5カ月ぶりの高値をつけている。25日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、売上高を207億円から213億円(前期比3.9%増)へ、営業利益を22億5000万円から26億円(同30.5%増)へ、純利益を15億6000万円から18億5000万円(同12.3%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間20円・期末24円の年44円から中間25円・期末30円の年55円(前期40円)に引き上げたことが好感されている。マイグレーションサービスや主力ソリューションが堅調に推移したことが要因としている。 ■群馬銀行 <8334> 1,668.5円 +100.5 円 (+6.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位 群馬銀行<8334>は大幅続伸し上場来高値を更新している。同社は25日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想と配当予想の修正を発表。経常利益予想を700億円から780億円(前期比25.7%増)、最終利益予想を490億円から550億円(同25.3%増)に引き上げた。あわせて配当予想を中間・期末各25円の年50円の予想から、中間・期末各30円の年60円(前期は45円)へ増額修正した。業況と株主還元姿勢を評価する買いを引き寄せている。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加などを背景に、コア業務純益が堅調に推移する。 ■千葉興業銀行 <8337> 1,731円 +101 円 (+6.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位 千葉興業銀行<8337>が大幅高で6連騰。2007年7月以来の高値圏に浮上した。日本経済新聞電子版が25日夜、「千葉銀行と千葉興業銀行が9月中にも経営統合で基本合意する」と報じた。「2027年4月以降に持ち株会社を設立し、両行が傘下に入る方向で検討している」という。報道を受けて千葉興は26日午前8時30分にコメントを開示。「千葉銀行との間で経営統合を検討していることは事実」としたうえで、今後開示すべき事項を決定した場合は速やかに公表するとした。千葉興のPBR(株価純資産倍率)は足もとで0.8倍近辺。統合比率などへの期待もあって、買いが集まったようだ。千葉銀行<8331>も26日午前8時30分、千葉興との間で経営統合を検討していることは事実、とのコメントを開示した。経営統合に関する報道を受けて東京証券取引所は千葉興と千葉銀の株式売買を同日午前8時20分から8時45分の間に一時停止。両行のコメント開示を受け、8時46分から売買を再開した。 ■アルファポリス <9467> 1,565円 +64 円 (+4.3%) 11:30現在 アルファポリス<9467>は高い。この日朝方、小説「Re:Monster」のテレビアニメについて、第2期の制作が決定したと発表した。続報は公式サイトなどで順次発表される見通し。これが手掛かりとなっているようだ。 ■pluszero <5132> 3,870円 +140 円 (+3.8%) 11:30現在 pluszero<5132>は続伸。25日取引終了後、アップセルテクノロジィーズ(東京都豊島区)と共同で開発・運営するAIオペレーター「miraio」を基盤に、ホリイフードサービス<3077>の飲食店における予約受付業務の効率化を目的としたサービスを共同開発すると発表した。人手不足の解消とユーザー利便性の向上に資する次世代店舗運営の構築を目指す。これが材料視されている。 ■リクルート <6098> 8,252円 +230 円 (+2.9%) 11:30現在 リクルートホールディングス<6098>が続伸している。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。上限を1500万株(自己株式を除く発行済み株数の1.05%)、または1300億円としており、26日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けで取得するとしている。 ■大垣共立銀行 <8361> 3,475円 +85 円 (+2.5%) 11:30現在 大垣共立銀行<8361>が6日続伸し年初来高値を連日更新している。同社は25日の取引終了後、中期経営計画の財務目標を引き上げると発表しており、利益拡大や資本効率の向上に対する姿勢を評価する買いが集まっている。27年3月期の計数目標について、最終利益は当初の120億円以上から180億円以上(25年3月期は147億1800万円)、ROE(自己資本利益率)は3.5%以上から5.0%以上(同4.4%)に引き上げたほか、コアOHR(経費率)を75%以下から65%以下へ変更。当初の計画に織り込んでいなかった日本銀行の政策金利の利上げによる影響などを踏まえた。 ■日東電工 <6988> 3,527円 +72 円 (+2.1%) 11:30現在 日東電工<6988>が続伸している。25日の取引終了後に、自社株2810万1050株(消却前発行済み株数の3.98%)を10月15日付で消却すると発表したことが好感されている。なお、消却後の発行済み株数は6億7865万9700株となる。 ■大和ハウス工業 <1925> 5,507円 +99 円 (+1.8%) 11:30現在 大和ハウス工業<1925>が堅調推移。日本経済新聞電子版が25日夜、「大和ハウス工業は米中小住宅メーカーのウィンザーから戸建て住宅事業を買収する」と報じた。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。記事によると、米南部ノースカロライナ州を地盤とするウィンザーの戸建て事業に関する土地や資産、住宅の建設などを担う従業員を大和ハウスは譲り受ける。買収額は数百億円とみられるという。 ■TBSホールディングス <9401> 5,468円 +91 円 (+1.7%) 11:30現在 TBSホールディングス<9401>が3日続伸している。25日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、26年3月期に投資有価証券売却益を特別利益として計上すると発表しており、好材料視されている。なお、計上額が判明した場合や26年3月期業績予想の修正が必要とされる場合は速やかに開示するとしている。 ■オカムラ食品工業 <2938> 1,286円 +15 円 (+1.2%) 11:30現在 オカムラ食品工業<2938>が6日続伸している。25日の取引終了後、香港に100%出資の海外卸売事業子会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社は中期経営目標で国内養殖量の拡大と海外卸売事業の拡大を2大成長エンジンと位置づけており、海外卸売事業としてはシンガポール、マレーシア、台湾、タイ、ベトナムに続く6番目の拠点。新会社を香港市場への本格進出と中国本土への進出の足掛かりとする方針だ。なお、26年6月期業績への影響は軽微としている。 ■ローム <6963> 2,279円 +18.5 円 (+0.8%) 11:30現在 ローム<6963>はしっかり。25日取引終了後、独インフィニオン・テクノロジーズとの間で、SiCパワーデバイスのパッケージに関する協力体制構築について覚書を締結したと発表した。両社は今後、シリコンはもちろん、SiCやGaNなど、さまざまなパッケージについて協業を拡大する計画にある。 ■アイティメディア <2148> 1,713円 +11 円 (+0.7%) 11:30現在 アイティメディア<2148>はしっかり。25日取引終了後、レポート販売やコンサルティングを手掛けるピイ.ピイ.コミュニケーションズ(東京都渋谷区)の株式を取得し、子会社化すると発表した。これにより、自社メディアの読者向けコンテンツの強化や一部の有料化、顧客向けのコンサルティングサービスの拡張と高度化が可能になるという。 ■FRONTEO <2158> 1,032円 +2 円 (+0.2%) 11:30現在 FRONTEO<2158>が4日続伸している。この日、10月2~3日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催される創薬国際展示会「Discovery&Development US 2025」に初出展すると発表しており、米国でのライフサイエンスAI事業の展開加速を期待した買いが入っている。同展示会は、創薬・前臨床開発・製剤分野における北米有数の国際カンファレンス。同社は、独自のAI「KIBIT(キビット)」と創薬研究者及びAIエンジニアの知見を融合したAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」(DDAIF)の展示を行うとともに、取締役/CSOの豊柴博義氏による講演を行うとしている。 ■ソフト99 <4464> 3,400円 -680 円 (-16.7%) 11:30現在 ソフト99コーポレーション<4464>が急落。同社を巡っては旧村上ファンド関係者が設立した投資ファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが1株4100円でのTOB(株式公開買付)を実施すると16日に発表。8月にソフト99が発表したMBO(経営陣が参加する買収)の一環としての買付価格2465円について、エフィッシモ側は著しく割安な水準だと指摘したうえで、これを大幅に上回るTOB価格を提示した。その後、エフィッシモ側のTOB価格にソフト99の株価はサヤ寄せする動きをみせたが、9月25日の取引終了後にソフト99はエフィッシモ側のTOBに関し反対の意見を表明。エフィッシモ側によるTOBの成立に対する過度な期待が後退する形となり、売りが優勢となったとみられている。 ■ピアズ <7066> 772円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 11:30現在 ピアズ<7066>がストップ高。同社は通信業界の企業を主要顧客に企画提案や人材派遣・育成などを手掛けるが、人工知能(AI)を活用したオンライン接客サービスやAI研修事業などに傾注し、需要を開拓している。そうしたなか、25日取引終了後、NTTドコモから金融領域向けAIシステムの開発業務を受託したことを発表、これが株価を強く刺激している。これまで同社が培ってきたAI分野における知見を生かし、金融事業のコンプライアンス対応や内部統制といったバックエンド業務に生成AIを使ったシステムの導入を行う。今回の業務受託による業容拡大効果に期待した投資マネーを呼び込む格好となった。 ●ストップ高銘柄 メドレックス <4586> 175円 +50 円 (+40.0%) ストップ高 11:30現在 など、2銘柄 ●ストップ安銘柄 大和自動車交通 <9082> 2,385円 -500 円 (-17.3%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、1銘柄 株探ニュース