<動意株・26日>(前引け)=ピアズ、旭コン、ビーマップ

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 ピアズ<7066.T>=急動意でストップ高。600円台後半のもみ合いを急速に上放れる動きとなった。同社は通信業界の企業を主要顧客に企画提案や人材派遣・育成などを手掛けるが、人工知能(AI)を活用したオンライン接客サービスやAI研修事業などに傾注し、需要を開拓している。そうしたなか、25日取引終了後、NTTドコモから金融領域向けAIシステムの開発業務を受託したことを発表、これが株価を強く刺激している。これまで同社が培ってきたAI分野における知見を生かし、金融事業のコンプライアンス対応や内部統制といったバックエンド業務に生成AIを使ったシステムの導入を行う。今回の業務受託による業容拡大効果に期待した投資マネーを呼び込む格好となった。

 旭コンクリート工業<5268.T>=急伸。25日移動平均線を足場にマドを開けて上放れ、一気に4ケタ大台を回復した。ヒューム管やボックスカルバートなど下水道関連のコンクリート二次製品を製造・販売している。26年3月期第1四半期(25年4~6月)は営業利益が前年同期比で大幅減少しているが、同社は官需が売り上げの80%以上を占めており、下期の伸びが期待でき通期ベースでは増益基調が維持できる見通し。中期的にも国土強靱化の国策を背景とした下水道インフラ関連で活躍が期待されている。また、東京都が計画する無電柱化(電線地中化)を加速させる方針で、指定地域で新たに宅地を開発する際の電柱新設を原則禁止する方針が伝わったが、ここでも同社の収益機会拡大が見込まれる。

 ビーマップ<4316.T>=物色の矛先向かい大幅反発。同社は25日、米国自治領・北マリアナ諸島連邦(CNMI)政府と、サイパンに設立予定の「宇宙防衛通信研究所」に関する相互協力の書簡を交換したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。この度の書簡によるCNMI政府との協力確認は、地域に根差した活動を広げるとともに、アジア太平洋地域における技術連携や人材交流を推進するもの。今後は観光振興や雇用創出といった地域社会への貢献にもつなげていく予定だとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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