外為サマリー:株安などが影響し149円60銭台に伸び悩む
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26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円68銭前後と前日の午後5時時点に比べ90銭弱のドル高・円安となっている。 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円80銭前後と前日に比べ90銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日発表の米4~6月期国内総生産(GDP)確定値をはじめ、良好な米経済指標が相次いだことから149円93銭まで上伸する場面があった。 この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場は堅調にスタート。前日に米長期金利が上昇したことから日米金利差の拡大が意識されやすく、午前8時30分ごろには一時149円95銭と8月1日以来のドル高・円安水準をつけた。ただ、その後は今晩に発表される米8月個人消費支出(PCE)物価指数を見極めたいとしてドル買いは一服。日経平均株価の反落でリスク選好的なドル買い・円売りが入りにくいこともあり、午前9時50分すぎには149円60銭台に伸び悩んだ。なお、総務省が朝方発表した9月の東京都区部消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合が110.0と前年同月比で2.5%の上昇となったが、伸び率が前月から横ばいだったことから相場の反応は限定的となっている。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1671ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=174円70銭前後と同10銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS