話題株ピックアップ【夕刊】(2):セガサミー、森六、日本取引所
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■セガサミー <6460> 3,214円 +127 円 (+4.1%) 本日終値 セガサミーホールディングス<6460>が大幅続伸。同社は22日の取引終了後、新機種「スマスロ 北斗の拳 転生の章2」について、保安通信協会から型式試験の適合通知を受けたと発表しており、これを好感した買いが集まった。市場では、人気の「北斗の拳」シリーズの新機種に対する期待が膨らんだようだ。 ■森六 <4249> 2,673円 +85 円 (+3.3%) 本日終値 森六<4249>が後場に強含んだ。24日正午、レゾナック・ホールディングス<4004>から自動車用成形部材事業を買収すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。レゾナックが新たに設立する分割準備会社の全株式を取得し、子会社化する。対象事業では外装樹脂部品を中心に、樹脂製バックドアや外装発泡成形部品などを提供。取得対価は172億円で、現金により決済する。来年4月1日付の株式取得を予定。26年3月期の業績予想については現在精査中で、確定次第改めて公表する。 ■SBSホールディングス <2384> 3,720円 +85 円 (+2.3%) 本日終値 SBSホールディングス<2384>は続伸。SBI証券が前営業日の22日、SBSHDの目標株価をこれまでの3290円から4200円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続する。物流事業について、営業利益の改善傾向が27年12月期以降に発現する可能性が高いとしたうえで、生産性の改善に合わせて値上げによる損益改善も実現できると推測する。同証券はSBSHDの27年12月期営業利益予想をこれまでの245億円から257億円に増額修正している。 ■日本取引所グループ <8697> 1,613.5円 +32 円 (+2.0%) 本日終値 日本取引所グループ<8697>が後場に一段高となった。同社は24日正午、26年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。業績予想の前提となる1日あたりの売買代金と取引高を見直し、「株式等」の1日あたりの売買代金の前提を6兆円(従来比1兆円増)としたうえで、今期の営業収益予想をこれまでの見通しから140億円増額して1750億円(前期比7.9%増)、最終利益予想を90億円増額して645億円(同5.6%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して過去最高益となる見通し。また、中間配当予想を従来の見通しから4円増額して25円、期末配当予想を3円増額して同じく25円に見直した。年間配当予想は50円。株式分割を考慮し特別配当を含めたベースで前期の年間配当は45円50銭で、実質増配の計画となる。 ■持田製薬 <4534> 3,300円 +60 円 (+1.9%) 本日終値 持田製薬<4534>は高い。祝日前22日取引終了後、後発薬メーカーの日医工、共和薬品などを傘下に持つ純粋持ち株会社アンドファーマ(東京都中央区)を持ち分法適用関連会社化すると発表した。第三者割当増資の引き受けや既存株主からの株式の一部譲り受けによって20%の株式を取得する。アンドファーマを巡っては、伊藤忠商事<8001>も株式を取得することを明らかにしている。持田薬は伊藤忠とともにアンドファーマの経営に参画することを通じて更なる企業価値向上を目指す構え。これが材料視された。 ■太平洋工業 <7250> 2,718円 +46 円 (+1.7%) 本日終値 太平洋工業<7250>は堅調。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが22日付で関東財務局に提出した変更報告書で、太平洋工株の保有割合が10.45%から11.47%へ増加したことが判明した。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は9月12日。太平洋工は現在、1株2050円でMBOを実施中。同社は24日朝方にMBOの買い付け期間を変更すると発表し、期限を9月24日から10月8日に延長した。 ■マツキヨココ <3088> 3,065円 +42 円 (+1.4%) 本日終値 マツキヨココカラ&カンパニー<3088>は8日ぶり反発。祝日前22日取引終了後、グループ会社のココカラファインヘルスケアを通じて、シグマ薬品(大阪府八尾市)からドラッグストア事業と調剤薬局事業の一部を譲り受けると発表した。これにより、重点エリアに位置づける大阪府、奈良県でのシェア拡大を目指す。事業譲渡日は来年1月5日の予定。これが材料視された。 ■木徳神糧 <2700> 5,320円 +60 円 (+1.1%) 本日終値 木徳神糧<2700>が4日ぶりに反発。前営業日となる22日の取引終了後、東京証券取引所が木徳神糧株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を24日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も24日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。 ■三菱電機 <6503> 3,828円 +35 円 (+0.9%) 本日終値 三菱電機<6503>がしっかり。同社は24日、集中度や眠気度などの人の感情を可視化した「感情推定データ」やバイタルデータ、温度や二酸化炭素濃度といった環境データを法人向けに配信するサービス「エモコ分析サービス」の提供を10月から始めると発表した。これらのデータを活用することで、例えば従業員の集中度合いを出社時と在宅時で比較して、よりよい働き方となる出社頻度を提案したり、生産性の高い時間帯などを特定したりすることで最適なオフィス環境が構築できる。感情推定データはFCLコンポーネント(東京都品川区)と共同開発したマルチモニタリングデバイス「エモコセンサーユニット」を使う。非接触で取得したデータを独自のアルゴリズムを用い、クラウド上で分析する。 ■西松屋チェーン <7545> 2,185円 +19 円 (+0.9%) 本日終値 西松屋チェーン<7545>がしっかり。同社は22日の取引終了後、9月度(8月21日~9月20日)の月次売上高速報を発表。既存店売上高は前年同月比0.1%増と小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を上回り、材料視した買いが優勢になった。気温の高い日が多かった影響で、夏物衣料は好調に推移したものの、秋物衣料の売り上げが前年を下回った。一方、育児・服飾雑貨の売上高は好調に推移した。なお、全店売上高は同5.1%増だった。 株探ニュース
