明後日にかけての為替相場見通し=ドルは底堅い展開か

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為替

 今晩から明後日にかけての外国為替市場のドル円相場は、過度な米利下げ観測が後退していることから底堅く推移しそうだ。予想レンジは1ドル=147円50銭~148円60銭。

 16~17日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過したあと米長期金利が上昇傾向にある。18日に発表された米経済指標が良好な内容だったことをきっかけに、市場では米連邦準備理事会(FRB)は速いペースで利下げしないとの見方が広がっており、これが足もとでの米金利の上昇とドル高につながっている。

 一方、自民党総裁選を巡る警戒感が円の重荷となりそう。23日に青年局・女性局主催の討論会、24日に日本記者クラブ主催の討論会が開かれ、候補者による物価高対策や野党との連携を巡る発言で財政拡張への見方が強まれば円が売られやすくなるだろう。

 なお、米国では22日にミランFRB理事が講演を行うほか、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がパネル討議に参加する予定。23日には4~6月期の経常収支、9月の購買担当者景気指数(PMI)速報値、9月のリッチモンド連銀製造業指数が公表される。

出所:MINKABU PRESS

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