話題株ピックアップ【夕刊】(2):ワコム、アステラス、JCRファ

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■ワコム <6727>  795円   +8 円 (+1.0%)  本日終値
 ワコム<6727>が高い。同社はきょう、ドイツの高級筆記具メーカーであるモンブランの新製品Digital Paper(デジタルペーパー)に、自社のデジタルペンとデジタルインクの技術が採用されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。

■アステラス製薬 <4503>  1,672円   +14.5 円 (+0.9%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>は堅調に推移。同社は前週末19日の取引終了後、萎縮型加齢黄斑変性における地図状萎縮の進行を抑制する治療薬「アイザベイ」について、医薬品の条件付き承認制度のもと製造販売承認を取得したと発表しており、好感した買いが入った。地図状萎縮は主に50歳以上の人に発症し、世界中で失明の主な原因となっている。発症すると、網膜組織が著しく薄くなったり、萎縮したりする。

■JCRファーマ <4552>  647円   +5 円 (+0.8%)  本日終値
 JCRファーマ<4552>が続伸。前週末19日の取引終了後、アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズとの神経変性疾患治療薬に関する共同研究において、所定のマイルストーンを達成したと発表しており、好材料視された。これに伴い、JCRファはアレクシオン社からマイルストーンフィーを受け取ることになるが、26年3月期業績予想には織り込み済みとしている。

■プロネクサス <7893>  1,147円   +8 円 (+0.7%)  本日終値
 プロネクサス<7893>は3日続伸。前週末19日取引終了後、大和アセットマネジメント(東京都千代田区)と投資信託に係る書類作成支援システム(FDS)の導入契約締結に至ったと発表した。投資信託説明書(交付目論見書)のデータ作成業務をシステム化するという。これが手掛かりとなった。

■バンクオブイ <4393>  8,940円   +50 円 (+0.6%)  本日終値
 バンク・オブ・イノベーション<4393>が高い。前週末19日取引終了後、これまで非開示としていた25年9月期連結業績予想について売上高を前期比10.4%減の122億円、営業利益を同58.0%増の21億円と発表した。主力タイトルの「メメントモリ」が堅調に推移しているものの、広告効率の観点から出稿量を抑制したことで減収に。一方、利益面では広告宣伝費の抑制や継続的なコスト管理が奏功する見通し。前期から一転して大幅増益となる予想を示したことが好感された。

■あさひ <3333>  1,377円   -21 円 (-1.5%)  本日終値
 あさひ<3333>が3日続落。午後1時ごろに発表した7月中間期単独決算が、売上高459億円(前年同期比1.1%減)、営業利益37億5600万円(同21.1%減)、純利益26億3000万円(同19.4%減)と減収減益となったことが嫌気された。自社ブランド「エナシス」の好調もあって電動アシスト自転車は売り上げを伸ばしているものの、物価高による節約志向の高まりを背景とした買い替えの見送りやサイクルの長期化などでそのほかの新車販売が苦戦。また、賃上げの実施や基幹システムの入れ替え費用などをも利益を圧迫した。なお、26年2月期通期業績予想は、売上高858億円(前期比5.2%増)、営業利益56億2000万円(同2.4%増)、純利益36億5000万円(同2.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■栗林商船 <9171>  1,440円   +300 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値
 栗林商船<9171>が後場に急伸し、年初来高値を更新した。同社は22日、26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。今期の最終利益予想を従来の見通しから18億9200万円増額して37億9200万円(前期比88.4%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して過去最高益を更新する見通しを示し、好感された。今期の売上高予想は7億4700万円増額して537億4700万円(前期比1.3%増)に見直した。4~6月期の業績動向を踏まえたほか、上場投資有価証券の売却に伴う利益を計上する見通しとなり、通期の業績予想に織り込んだ。

■ミタチ産業 <3321>  1,543円   +147 円 (+10.5%)  本日終値
 ミタチ産業<3321>が急騰。同社は前週末19日の取引終了後、26年5月期の連結業績予想の上方修正を発表。今期の売上高予想を従来の見通しから50億円増額して1050億円(前期比7.0%増)、最終利益予想を2億5000万円増額して17億5000万円(同3.2%増)に見直した。最終利益は減益予想から一転、増益の見通しとなり、好感されたようだ。自動車分野での販売や、民生分野でのEMSの受注が堅調に推移しており、遊休資産の売却益の影響を含めて業績予想に織り込んだ。

■ロゴスホールディングス <205A>  1,547円   +146 円 (+10.4%)  本日終値
 ロゴスホールディングス<205A>が反発。同社は19日、グループのGALLERYHOUSE(GH社)が栃木県日光市と、同市への移住の促進及び市内空き家などの利活用促進のための事業連携協定を締結したと発表。これが材料視されたようだ。今回の連携により、GH社は日光市の物件情報や住まいの魅力を発信し、リノベーション済み空き家の販売・見学会を通じて、移住希望者や地方定住促進につなげたい考え。将来的には駅近リノベーション済み「移住体験の家」の設置を目指すとしている。

株探ニュース

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