パルマ、今期経常を47%下方修正、配当も2円減額
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パルマ <3461> [東証S] が9月19日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.5億円→1.8億円(前期は1.4億円)に46.6%下方修正し、増益率が2.5倍→32.6%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の経常利益も従来予想の2.9億円→1.3億円(前年同期は1.2億円)に54.7%減額し、増益率が2.5倍→11.6%増に縮小する計算になる。 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の13円→11円(前期は6円)に減額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 ビジネスソリューションサービスは堅調に推移しており、売上高・事業利益ともに期初計画を達成できる見通しです。ターンキーソリューションサービスにおいては、賃貸運営面では集客オペレーションや利用需要動向を勘案した賃料設定の見直し等により、前期比で運営施設の賃料収入が増加し、賃貸収支は改善しておりますが、物価高騰の影響もあり一部施設での稼働が目標を下回る結果となりました。一方、資本提携先の日本郵政キャピタル株式会社が属する日本郵政グループを始めとした既存事業者・新規事業参入者向けセルフストレージ施設開業・出店コンサルティングやアジア地域大手セルフストレージ企業への開発販売・運営するセルフストレージ施設の仲介取引等様々なサービスの展開が進展したものの、販売目標としていた屋外型コンテナ開発販売プロジェクトについて、販売見込先で購入検討に時間を要するなど、複数の案件について売却時期が当期末を越えることとなりました。これらの見通しにより、2024 年11 月11 日に公表した2025 年9月期の業績目標を修正するものであります。 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題と認識し、将来の事業規模拡大や経営基盤の強化のために必要な内部留保の確保を図る一方、会社業績に応じた配当を実施していくことを基本方針としております。利益配分については、配当性向40%を目安に各期の業績に応じた配当を行うことを基本方針としつつ、今後の業績見通し、内部留保の確保の水準などを総合的に勘案しながら決定する方針であります。当社は、この度2025 年8 月11 日に上場10 周年を迎えることが出来ました。これもひとえに、株主の皆様をはじめとする関係者の皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、これまでご支援いただきました株主の皆様に感謝の意を表するため、2025年9月期の期末配当において、1株当たり5円の記念配当を実施することといたしました。これにより、通期個別業績目標の修正に応じて2025 年9月期の期末配当金を普通配当6円、記念配当5円の合計11 円に修正するものであります。(注)上記の目標・予想については、本資料の発表日現在における入手可能な情報に基づいて算定しておりますが、実際の業績については、今後の様々な要因により目標・予想とは異なる結果となる可能性があります。