三菱UFJなど銀行株が軒並み高、日銀委員2人が政策金利据え置きに反対◇

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 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が後場に買われ、銀行株は軒並み高。日経平均が急落するなかにあって、東証の業種別指数で銀行業は上昇率トップとなっている。日銀はこの日まで開いた金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決めた。同時にETF(上場投資信託)の市場売却を決めたことを受け、日経平均は後場に一時800円を超す下げとなったが、今回の会合では高田創審議委員と田村直樹審議委員が、政策金利0.5%の据え置きの方針に反対した。そのうえで、政策金利を0.5%から0.75%に引き上げるための議案が提出されたが、こちらは反対多数で否決されたという。こうした議論の過程から、日銀が次回会合以降、早期に利上げに踏み切るとの思惑が金融市場において台頭し、金利上昇メリットの銀行株への物色意欲が高まったようだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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