「データセンター」が4位にランク、米オラクル受注急増で成長力を再認識<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」が4位となっている。

 米オラクル<ORCL>が9日、決算発表とともに受注残高の急増とクラウドインフラ関連での強気な事業見通しを示した。これを受け、AI半導体とともにデータセンター市場が急成長するとの期待感が改めて広がっている。そのオラクルは米オープンAIと約5年間で3000億ドル(約44兆円)相当のコンピューティングパワー(計算能力)を購入する契約を結んだと海外メディアが10日に報じている。両社は7月の時点で、米国におけるデータセンターの開発で合意したと公表している。

 米国ではデータセンター向けの建設支出額が6月の段階で過去最高を記録したことも明らかとなったが、関連機器の需要に関してはグローバルにみて持続的に拡大するとの見方が優勢となっている。ニュースが相次いでいるのは海外だけではない。国内では9月18日、Preferred Networks(東京都千代田区)とさくらインターネット<3778.T>、情報通信研究機構(NICT)が、国産生成AIのエコシステムの構築を目指すことで基本合意したと発表。クラウドコンピューティングサービスを自社運営の国内のデータセンターから提供するさくらネットの成長期待を高める材料となっている。

 19日の東京株式市場は日経平均株価が取引時間中の最高値を連日で更新するなど、強調展開が続いている。データセンター関連株は一部で過熱感が強まった銘柄もあるとはいえ、テーマとしての注目度はなお高い状態にあり、この日は電線メーカーのフジクラ<5803.T>や古河電気工業<5801.T>が頑強な動きをみせている。さくらネットは事前報道があった前日に続いて一時ストップ高に買われたほか、公共・産業向け情報ソリューションを展開し自社においてデータセンターを運営する電算<3640.T>が大幅高となり、光通信用部品の精工技研<6834.T>は堅調に推移している。

出所:MINKABU PRESS

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