話題株ピックアップ【夕刊】(2):セレス、gumi、フィナHD
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■セレス <3696> 2,583円 +67 円 (+2.7%) 本日終値 セレス<3696>が後場プラス圏に浮上。午後1時ごろ、フリーランスや小規模事業者向けに請求書の買い取りを行うAIファクタリングサービスや事業費用の支払いをクレジットカードで先延ばしができるカード決済サービスを展開する子会社ラボルが、総額約32億円の資金調達を実施したと発表したことが好感された。計7社の投資家を引受先とした第三者割当増資により約10億円を調達したほか、複数の金融機関からの融資により約22億円のデット調達を実施した。調達資金は、既存ビジネスであるAIファクタリングサービス「labol(ラボル)」及び「labol カード払い」の機能拡充に加え、M&Aや新規事業、AI研究開発、組織体制の強化に用い、成長を加速させる方針だ。 ■gumi <3903> 629円 +16 円 (+2.6%) 本日終値 gumi<3903>は3日ぶりに反発。この日、新作アプリゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」を9月25日にリリースすると発表しており、好材料視された。同ゲームは、「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメーションIPを活用したシミュレーションRPGで、アニメに登場するおなじみのキャラクター達を自由に編成し、ハイエンドなグラフィックで表現された必殺技をはじめとした臨場感ある戦いが楽しめる作品。9月16日時点で事前登録者数は80万人を突破していることから、業績への貢献が期待されているようだ。 ■フィナHD <4419> 1,268円 +31 円 (+2.5%) 本日終値 Finatextホールディングス<4419>が反発。この日、子会社ナウキャストがチョイス(東京都目黒区)と協業し、商業施設や小売店向けの店舗開発コンサルティングを行うと発表しており、好材料視された。チョイスは店舗施設開発における開業・リニューアル、店舗入れ替えなどにおけるリーシング業務を手掛けており、クレジットカード決済データや人流データなどのオルタナティブデータと生成AIを用いて店舗開発業務を効率化・最適化し、データドリブンな意思決定を助けるツール「DataLens店舗開発」を提供するナウキャストのデータ活用ノウハウを組み合わせることで、より効果的な店舗開発コンサルティングを提供する。一方、ナウキャストはチョイスから得られる顧客からのフィードバックを「DataLens店舗開発」の機能改善や拡充に反映させるとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。 ■東エレデバ <2760> 3,050円 +63 円 (+2.1%) 本日終値 東京エレクトロン デバイス<2760>が堅調に推移。同社はきょう、米グリーン テクノロジーズと販売代理店契約を締結し、統合型企業内ナレッジ活用AIプラットフォームの販売を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。 ■デジタルHD <2389> 2,001円 +31 円 (+1.6%) 本日終値 デジタルホールディングス<2389>は後場に強含んだ。同社は18日、子会社のオプトがLeanGo(東京都目黒区)と共同で、ウェブ広告などのLP(ランディングページ)において購入や問い合わせに至るコンバージョン率(CVR)を継続的に向上させる運用型LPOの自動最適化を、AIの活用により実現するサービス「Shioume AI」の提供を始めたと発表。業績へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。LeanGoが展開するCVR改善ツールの自動最適化技術と、オプトが持つLPOの効果改善の知見を組み合わせ、デジタルマーケティングの成果向上を支援する。これまでLPOは検証に時間を要することがあり、PDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルが停滞するなど、スピード面での課題を抱えていた。LPOに関する課題解決につながる新サービスの活用により、顧客企業は業務効率を高め、機会損失を最小化できるようになるという。 ■サンケン電気 <6707> 7,646円 +78 円 (+1.0%) 本日終値 サンケン電気<6707>が反発。17日の取引終了後、自社株417万2700株(消却前発行済み株数の16.63%)を10月3日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は2092万5360株となる。 ■技研製作所 <6289> 1,465円 +9 円 (+0.6%) 本日終値 技研製作所<6289>がしっかり。この日、鋼管杭回転切削圧入機「ジャイロパイラー F401-G1200」のレンタルをアメリカで開始したと発表しており、好材料視された。「ジャイロパイラー」による「ジャイロプレス工法」は、硬質地盤や地中障害物がある地盤条件でも無振動・無騒音、省スペースで剛性の高い鋼管杭連続壁を急速に構築するのが特徴。日本では1000件以上の採用実績があり、海外でも着々と活躍の幅を広げているものの、北米ではこれまで実績がなかった。今回、レンタルを開始したことにより北米でも即時の実機提供が可能となることから、北米での市場拡大が期待されている。 ■マクセル <6810> 2,139円 +4 円 (+0.2%) 本日終値 マクセル<6810>は小動き。17日取引終了後、セラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」を使用した電源モジュールとエナジーハーベスト対応評価用キットを今月から販売開始すると発表した。同電池は幅広い放電温度範囲と高い信頼性、高容量・高出力、高い安全性を特長としている。 ■NXHD <9147> 3,385円 -14 円 (-0.4%) 本日終値 NIPPON EXPRESS ホールディングス<9147>はやや軟調な展開。17日取引終了後、25年12月期連結業績予想について純利益を400億円から340億円(前期比7.1%増)へ下方修正すると発表した。傘下の日本通運による「セカンドキャリア支援」の実施により、加算退職金などの費用が発生したため。売上高見通しに変更はない。 株探ニュース