話題株ピックアップ【昼刊】:GENDA、FEASY、ディスコ (訂正)

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材料

■GENDA <9166>  912円   +150 円 (+19.7%) ストップ高   11:30現在
 GENDA<9166>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の912円に買われた。同社は前週末12日の取引終了後、26年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比49.3%増の739億7300万円、純利益は同77.8%減の3億1000万円となった。のれん償却費が膨らみ最終減益となったものの、償却前営業利益(EBITDA)は同50.5%増の85億8400万円と高成長を示している。ゲームセンター部門とともにM&Aを実施した新規領域でも業績は堅調に推移。更に、既存事業の成長投資における選択と集中でフリーキャッシュフリー(FCF)を黒字化してM&A資金に充当するとともに、M&Aのファイナンス負担を軽減する方針も示した。将来的な自社株買いの可能性も意識される内容とあって、投資資金の流入につながったようだ。

■楽待 <6037>  1,429円   +215 円 (+17.7%)  11:30現在
 楽待<6037>はマドを開けて急伸し、上場来高値を更新している。同社は前週末12日の取引終了後、25年7月期の単独決算の発表にあわせて、26年7月期の単独業績予想を発表した。売上高予想は前期比10.8%増の35億円、営業利益予想は同16.5%増の18億円とした。配当予想は中間と期末をそれぞれ6円50銭とし、年間では同3円増配の13円を見込む。あわせて自社株買いの実施も発表。2ケタの増収増益による成長継続の見通しと株主還元姿勢を評価する買いが流入している。今期は物件掲載サービス及び広告掲載サービスの増収を見込んでいる。自社株買いは取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.48%)、取得総額7億5000万円を上限とする。9月16日から12月15日にかけて市場買い付けで実施する。25年7月期は売上高が前の期比33.6%増の31億5900万円、営業利益が同45.6%増の15億4400万円だった。

■フィットイージー <212A>  3,230円   +296 円 (+10.1%)  11:30現在
 フィットイージー<212A>が急反発し、上場来高値を更新した。同社は12日取引終了後、25年10月期第3四半期累計(24年11月~25年7月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比48.8%増の17億7400万円となり、通期計画の22億1000万円に対する進捗率は80.3%となった。売上高は同45.4%増の68億8100万円で着地。キャンペーンの実施や会員満足度の向上に注力したことなどを背景に、店舗当たりの会員数が堅調に推移したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■JMホールディングス <3539>  3,110円   +243 円 (+8.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 12日に決算を発表。「今期経常は8%増で5期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は実質増配」が好感された。
 JMホールディングス <3539> [東証P] が9月12日大引け後(16:00)に決算を発表。25年7月期の連結経常利益は前の期比8.9%増の101億円になり、26年7月期も前期比8.4%増の110億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。15期連続増収、5期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を44円→46円(前の期は42円)に増額し、今期は24円とし、10月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は4.3%増配とする方針とした。
 同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。
 10月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■コンヴァノ <6574>  242円   +18 円 (+8.0%)  11:30現在
 12日に発表した「米OTCQX上場へコンサルティング契約」が買い材料。
 米国OTCQX Internationalへの株式公開に向けた実務支援を受けるため、コンサルティング基本契約を締結。

■ディスコ <6146>  43,930円   +2,850 円 (+6.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ディスコ<6146>が大幅高。同社は後工程の半導体製造装置関連株として急拡大する生成AI市場に照準を合わせた経営戦略を推進しており、米半導体株高などを背景に海外投資家などの買い直す動きが反映されている。前日の米国株市場ではエヌビディアは上昇一服となったものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は8連騰と気を吐き連日で史上最高値を更新しており、この流れが東京市場にも波及している。特にディスコは同じ後工程の製造装置メーカーであるアドバンテスト<6857>と比較して株価の出遅れ感が目立っていることで、目先持ち高を積み増す動きが観測される。

■ギフトホールディングス <9279>  3,315円   +180 円 (+5.7%)  11:30現在
 ギフトホールディングス<9279>は大幅続伸。前週末12日取引終了後、24年11月~25年7月期連結決算を発表。売上高は前年同期比26.8%増の261億1300万円、営業利益は同15.1%増の23億7500万円だった。客単価の向上や新設店が寄与。キャベツ、コメをはじめとする原材料の高騰は柔軟な価格改定によって吸収した。好決算が評価され買われている。

■上組 <9364>  4,633円   +52 円 (+1.1%)  11:30現在
 上組<9364>は続伸し上場来高値を更新している。12日の取引終了後に、上限を380万株(自己株式を除く発行済み株数の3.75%)、または130億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。取得期間は9月16日から来年3月24日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。同時に、インド・ムンドラ港でコンテナフレートステーション(CFS)を活用したコンテナ貨物の取り扱い・保管及びNVOCC(非船舶運航業者)事業を展開するインドのサウラシュトラ・フレート社株式の87.75%を取得し子会社化すると発表しており、これも好材料視されている。同国の旺盛な物流需要を見込み、国際複合一貫輸送や近隣諸国の現地法人との連携によるビジネスチャンス創出を図るのが狙い。取得価額は非開示。なお、26年3月期業績への影響は軽微としている。

■PR TIMES <3922>  3,340円   +504 円 (+17.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 PR TIMES<3922>がストップ高の3340円でカイ気配となっている。12日の取引終了後、8月中間期連結業績予想について、売上高を44億2500万円から46億7400万円(前年同期比20.1%増)へ、営業利益を14億7200万円から18億9000万円(同97.3%増)へ、純利益を9億9200万円から12億6400万円(同99.4%増)へ上方修正したことが好感されている。基幹事業のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」が堅調に推移し、計画を小幅に上回っていることに加えて、「PRパートナーサービス」が計画以上の立ち上がりを見せていることが寄与する。また、子会社のグルコース及びNAVICUSがともに想定を超える受注を確保し、高水準の稼働となっていることも貢献する。なお、26年2月期通期業績予想は上期決算発表時に、中期経営目標で掲げた営業利益35億円の達成計画へ修正するとしている。

■ソフト99 <4464>  2,961円   +500 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ソフト99コーポレーション<4464>がストップ高の水準となる前営業日比500円高の2961円でカイ気配となった。旧村上ファンド関係者が設立した投資ファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、ソフト99に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると12日の取引終了後にメディア各社が相次いで報じた。週明け16日付に公開された公開買付開始公告によると、買付価格は1株4100円。ソフト99は8月にMBO(経営陣が参加する買収)の実施を発表し、買付価格は1株2465円としていたが、エフィッシモ側はこれを大きく上回るTOB価格を示しており、ソフト99株への買いを誘う格好となった。買付予定数の下限は616万3300株で、上限は設定しない。買付期間は9月16日から10月29日。エフィッシモ側は、ソフト99のMBOに伴うTOB価格はPBR(株価純資産倍率)1倍を下回る「著しく割安な水準」だと指摘。そのうえで、エフィッシモ側のTOB成立後は「中長期的な企業価値向上に最大限寄与すべく、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスを強化することを目指し、経営・管理体制の見直しを支援していく」と表明した。ソフト99は16日、エフィッシモによる公開買い付けに関する報道に対してコメントを発表。TOBの開始に関して「報道後に、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントから当社に対し連絡があったが、現時点では当社において決定している事項はない」としたうえで、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとした。前週末のTOBに関する報道を受け、東京証券取引所は16日午前8時20分から8時55分までの間、ソフト99の株式売買を一時停止した。

■くら寿司 <2695>  3,610円   -385 円 (-9.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 くら寿司<2695>は大幅安。前週末12日取引終了後に24年11月~25年7月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比4.5%増の1816億7700万円、最終利益は同22.1%減の34億6100万円だった。米などの原材料価格や人件費の上昇が逆風となった。海外ではアジアが堅調に推移し、北米は積極的な新規出店を図った。大幅な最終減益で着地したことが嫌気されている。

■グッドコムアセット <3475>  1,481円   -144 円 (-8.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率5位
 12日に決算を発表。「11-7月期(3Q累計)経常が60%減益で着地・5-7月期は赤字転落」が嫌気された。
 グッドコムアセット <3475> [東証P] が9月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の連結経常利益は前年同期比60.3%減の9.7億円に大きく落ち込み、通期計画の54.1億円に対する進捗率は17.9%にとどまり、5年平均の73.4%も下回った。

■エイチ・アイ・エス <9603>  1,379円   -102 円 (-6.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率6位
 12日に決算を発表。「今期最終を16%下方修正」が嫌気された。
 エイチ・アイ・エス <9603> [東証P] が9月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の連結最終利益は前年同期比50.2%減の17.8億円に大きく落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の77億円→65億円(前期は87.1億円)に15.6%下方修正し、減益率が11.7%減→25.4%減に拡大する見通しとなった。

■ニチリョク <7578>  163円   +42 円 (+34.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 ニチリョク<7578>は商い伴い急動意。前週末12日取引終了後、葬式場の運営や仏壇・仏具の販売を手掛ける金宝堂(東京都渋谷区)との間で、業務提携と一部事業の譲渡に関する契約を結ぶことを発表した。葬祭会館「ラステル新横浜」を譲渡する。コアビジネスであるお墓事業への顧客紹介でシナジーを見込む。これが材料視されているようだ。

■ナイガイ <8013>  425円   +80 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在
 12日に決算を発表。「5-7月期(2Q)経常は黒字浮上」が好感された。
 ナイガイ <8013> [東証S] が9月12日大引け後(15:30)に決算を発表。26年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常損益は2億9500万円の赤字(前年同期は1億8500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■クラシコム <7110>  2,230円   +400 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在
 クラシコム<7110>はストップ高。アパレルや雑貨の通販サイトの運営を行うが、旺盛な需要を獲得しエンゲージメントアカウント数が大幅な伸びを示しており、足もとの業績は好調に推移している。前週末12日取引終了後に発表した26年7月期業績予想は営業利益が前期比33%増の14億5300万円と過去最高を大幅に更新する見通し。また、25年7月期の年間配当は当初計画に11円上乗せとなる48円(前の期実績は17円)を実施し、今期も48円配当を継続する。これらを好感した投資資金が集中した。

●ストップ高銘柄
 富士石油 <5017>  493円   +80 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 IGS <4265>  533円   +80 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 東京機械製作所 <6335>  590円   -100 円 (-14.5%) ストップ安   11:30現在
 アシロ <7378>  1,856円   -500 円 (-21.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 笑美面 <9237>  2,324円   -500 円 (-17.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、3銘柄

株探ニュース

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