<注目銘柄>=明電舎、DC向け電力設備などで中期成長力高い

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 明電舎<6508.T>の戻り足についてみたい。重電メーカー準大手で業務のテリトリーは幅広く、さまざまな業界の設備投資需要を取り込んでいる。太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギー分野への展開力に加え、データセンター(DC)向けや上下水道向け変電設備などでも実力を有し、複数の有力投資テーマの物色対象としてマーケットの注目度は高い。近年はデータセンター向け電力インフラ機器の需要が高水準に推移し収益に貢献しており、中期的にも先行きは明るい。

 26年3月期はトップラインが3350億円と前期比2ケタ増収を見込むものの、営業利益は200億円予想と人件費などのコスト増を背景に7%減益見通しにある。しかし増収基調は今後も中期的に継続する公算が大きく、27年3月期は採算性の高い受注案件の消化で営業利益も2ケタ増益で切り返す可能性がある。株価は年初来高値圏で上昇一服となっているが、6000円近辺の押し目は強気対処して妙味が大きそうだ。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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