10万円以下で買える、財務健全&低PER 28社【スタンダード】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証スタンダード上場企業では728銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)株主資本比率が50%以上、(4)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは12日現在)

 12日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全&低PER【プライム】編」も併せてご覧ください。

          最低投資 株主資本  予想
コード 銘柄名      金額   比率   PER
<2652> まんだらけ   31400   61.7   6.8
<9478> SEHI    35900   57.0   9.5
<2112> 塩水糖     40300   60.0   6.9
<5381> Mipox   45800   50.2   9.1
<7213> レシップHD  46500   51.6   9.0

<6819> 伊豆シャボ   49600   81.1   9.9
<1850> 南海辰村    51200   50.9   9.7
<8291> 日産東HD   52500   61.0   7.8
<5363> TYK     54200   68.7   9.1
<5906> エムケー精工  56000   60.3   5.8

<7254> ユニバンス   56000   58.3   8.3
<5367> ニッカトー   56700   76.8   9.6
<7987> ナカバヤシ   60200   52.2   9.2
<7551> ウェッズ    63900   68.1   7.8
<6748> 星和電     68300   63.4   7.1

<6336> 石井表記    68500   62.5   6.8
<6356> 日ギア     73900   84.8   7.1
<3293> アズマハウス  77600   54.0   8.0
<5542> 報国マテリア  79500   70.3   8.8
<7619> 田中商事    83400   53.6   5.9

<9059> カンダ     85100   55.6   7.7
<9780> ビステム    85600   55.9   8.3
<5936> 洋シヤタ    87900   50.4   7.0
<6488> ヨシタケ    90300   82.7   9.7
<7923> トーイン    93700   53.4   7.4

<9846> 天満屋ス    96200   60.5   7.0
<7435> ナ・デックス  98800   63.2   9.5
<1960> サンテック   99900   58.5   9.6

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※通期予想が無配の銘柄は除いた。

株探ニュース

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