10万円以下で買える、財務健全&低PER 32社【プライム】編 <割安株特集>
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少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券、楽天証券、GMOクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。 東証プライム上場企業では251銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が市場平均を下回る銘柄に絞り込んだ。 下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)予想PERが15倍未満――を条件に投資妙味が高まる32社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは12日現在) なお、14日(日)19時30分に「10万円以下で買える、財務健全&低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。 最低投資 株主資本 予想 コード 銘柄名 金額 比率 PER <2120> LIFULL 21400 66.8 6.5 <7354> Dmミックス 30000 56.8 12.7 <4392> FIG 31900 54.7 14.9 <6958> 日本CMK 35300 52.8 12.6 <4093> アセチレン 35700 55.2 10.4 <7868> 広済堂HD 42800 62.7 11.2 <7244> 市光工 45500 58.5 11.2 <5698> エンビプロ 47700 54.0 10.4 <3679> じげん 54600 56.5 13.6 <9788> ナック 55300 58.9 12.2 <8881> 日神GHD 57900 52.4 11.8 <3902> MDV 58300 60.4 13.4 <2749> JPHD 62100 56.1 14.2 <5957> 日東精 64900 62.0 10.2 <6535> アイモバイル 64900 59.3 11.7 <7246> プレス工 66000 57.6 13.1 <5408> 中山鋼 68100 71.8 8.8 <9341> GENOVA 68700 78.4 13.2 <3834> 朝日ネット 70500 87.3 11.0 <4246> DNC 76000 56.5 10.0 <9273> コーア商HD 78800 77.9 9.1 <6306> 日工 80000 53.6 14.7 <2374> セントケア 81000 55.6 15.0 <9990> サックスバー 81100 74.0 8.9 <7820> ニホンフラ 81400 72.2 14.9 <8103> 明和産 82100 50.3 11.0 <7347> マーキュリア 82800 83.5 8.0 <4996> クミアイ化 83300 55.7 9.2 <3580> 小松マテーレ 85000 76.0 13.0 <6118> アイダ 92800 67.4 12.0 <5959> 岡部 94000 69.0 13.7 <3924> ランドコンピ 96100 70.7 13.8 ※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。 ※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。 ※通期予想が無配の銘柄は除いた。 株探ニュース