神戸物産が3日続伸、第3四半期は2ケタ営業増益で最終利益は通期計画上回って着地
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神戸物産<3038.T>が3日続伸している。11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年11月~25年7月)連結決算が、売上高4115億5300万円(前年同期比9.1%増)、営業利益303億3900万円(同13.9%増)、純利益261億9900万円(同76.5%増)と2ケタ営業増益となり、かつ最終利益が通期計画を上回って着地したことが好感されている。 業務スーパー事業で37店舗の新規出店(退店9店舗)を行ったほか、既存店への商品出荷が好調に推移したことに加えて、プライベートブランド商品が多くのメディアで取り上げられたことが集客力の向上につながったことが寄与した。売上高増加に伴う運賃の増加や外食直営店出店に伴う人件費や家賃などの増加はあったものの、円高の影響で仕入れコストが低減したことも営業増益に貢献した。なお、最終利益はリスクヘッジのために取り組んでいる為替予約関連の時価評価益が利益を押し上げた。 25年10月期通期業績予想は、売上高5250億円(前期比3.4%増)、営業利益377億円(同9.8%増)、純利益240億円(同11.9%増)の従来見通しを据え置いている。 出所:MINKABU PRESS