本日注目すべき【好決算】銘柄 アールプラン、タイミー、GAテクノ (11日引け後 発表分)

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 9月11日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アールプラン <2983> [東証G]  ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆26年1月期の連結経常利益を従来予想の26.8億円→31.5億円に17.5%上方修正。増益率が33.9%増→57.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は6月に続き、2回目。注文住宅の販売棟数が大幅に増加したことに加え、足もとの受注が好調に推移していることを反映した。付加価値向上による単価上昇やコストコントロールの進展なども利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の60円→70円(前期は45円)に増額修正した。

 タイミー <215A> [東証G]  ★今期経常を66億~70億円に上方修正
 ◆25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.0倍の50.3億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の59.4億~66.5億円→66.9億~70.5億円に上方修正した。売上高は計画を下回るものの、コストマネジメントの継続で広告宣伝費を中心とした費用が想定を下回ることが利益を押し上げる。

 GAテクノ <3491> [東証G]】 ★11-7月期(3Q累計)最終は3.2倍増益、初配当8円を実施へ
 ◆25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の連結最終利益は前年同期比3.2倍の30.1億円に急拡大して着地。主力の不動産取引プラットフォームは認知度拡大で会員数の増加が続く中、物件取引が拡大したほか、不動産会社向け業務支援システムも導入企業が順調に伸長し、28.8%の大幅増収を達成した。
  通期計画の32億円に対する進捗率は94.2%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当8円を実施する方針とした。

 POPER <5134> [東証G]  ★11-7月期(3Q累計)経常は6倍増益・通期計画を超過
 ◆25年10月期第3四半期累計(24年11月-25年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.0倍の1億6200万円に急拡大して着地。学習塾管理システム 「Comiru」の有料契約企業数が増加したうえ、大手塾向けカスタマイズ開発案件なども寄与し、36.7%の大幅増収を達成した。
  通期計画の1億4700万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 のむら産業 <7131> [東証S]  ★今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も27円増額
 ◆25年10月期の連結経常利益を従来予想の5.4億円→7.4億円に36.8%上方修正。増益率が6.7%増→45.9%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。原材料価格高騰分の価格転嫁や政府備蓄米関連対応などを背景に包装事業が好調に推移していることに加え、生産性向上やDXによる業務効率化の推進なども上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の62円→89円(前期は59円)に大幅増額修正した。

 3DM <7777> [東証G]  ★5-7月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
 ◆26年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常損益は9.3億円の黒字(前年同期は7.8億円の赤字)に浮上して着地。主力の止血剤は消化器内視鏡領域で成長が持続した米国を中心に販売が伸び、47.7%の大幅増収を達成した。為替差益9.3億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。
  第1四半期実績だけで、通期計画の3.4億円をすでに大幅に上回っており、業績上振れが期待される。

 アインHD <9627> [東証P]  ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆26年4月期の連結経常利益を従来予想の221億円→265億円に19.9%上方修正。増益率が22.2%増→46.6%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。8月に子会社化したさくら薬局グループの業績上積みに加え、ファーマシー事業で高額医薬品の処方によって処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移していることを織り込んだ。

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