電子材料が年初来高更新、AIデータセンター特需を追い風に業績増額修正の思惑
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日本電子材料<6855.T>が上げ足を強めフシ目の3000円大台に乗せてきた。同時に8月25日につけた年初来高値2993円をクリアし、再び新値街道に突入している。同社は半導体検査用プローブカードの専業メーカー大手として業界の先陣を走っている。売上高の半分を海外で稼ぐグローバルニッチトップの一角だが、近年は世界的に建設ラッシュとなっているAIデータセンター向けで、HBM(高帯域幅メモリー)などAI半導体用プローブカードの需要が高水準で収益機会が高まっている。26年3月期業績予想は営業利益段階で37億5000万円(前期比18%減)と2ケタ減益を見込んでいるが、第1四半期である25年4~6月期に前年同期比25%増の14億7500万円と大幅な伸びを確保しており、通期見通しも大きく上方修正される可能性がマーケットでは意識されているもようだ。 出所:MINKABU PRESS