話題株ピックアップ【夕刊】(3):くふうカンパ、東京機、くろ工

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材料

■くふうカンパ <4376>  200円   +34 円 (+20.5%) 一時ストップ高   本日終値
 くふうカンパニーホールディングス<4376>は急騰。9日取引終了後、株主優待制度を導入すると発表。これを好感した買いが膨らんだ。9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、グループサービス無料利用券・割引券(電子チケット)を贈呈する。家計簿サービス「Zaim」のプレミアムサービス1年間無料利用券、スポーツ型アミューズメントパーク施設「ニンジャ☆パーク」無料利用券など。今年から始める。

■東京機械製作所 <6335>  487円   +80 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 東京機械製作所<6335>がストップ高。同社は9日の取引終了後、JMUディフェンスシステムズ(京都府舞鶴市)との間で、防衛省向けの搬送・格納に関する自動化・省人化装置の受注取引が完了したと発表した。防衛分野での初めての契約成立となるといい、材料視されたようだ。JMUディフェンスシステムズは防衛省向けの事業を手掛けており今回、同社から東京機はパートナー企業として選定されたという。

■くろがね工作所 <7997>  1,056円   +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 くろがね工作所<7997>がストップ高。9日の取引終了後、25年11月期の期末一括配当予想を20円から40円へ増額修正したことが好感された。投資有価証券売却益を特別利益として計上することから特別配当20円を実施する。また、10日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による、上限を5万株(自己株式を除く発行済み株数の2.94%)または4530万円とする自社株買いを発表。うち3万4100株を3089万円で取得した。

■イーディーピー <7794>  565円   +80 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 イーディーピー<7794>がストップ高。午前11時15分ごろ、人工ダイヤモンド専門メーカーの子会社エス・エフ・ディー(以下SFD)が、ブルー及びピンクのカラーダイヤモンドの販売を開始すると発表しており、好材料視された。カラーダイヤモンドは、ダイヤモンド内の不純物や結晶欠陥によって光の吸収が変化することで特有のカラーを発現する。天然のカラーダイヤモンドは入手が難しく高額だが、人工ダイヤモンドは不純物濃度の精密な制御や、熱処理などの加工プロセスを精密に行うことでさまざまなカラーを発現することができるため、目的のカラーを作ることも可能であるとしており、9月から当面月2000個を上限に国内外で販売し、今後生産量を段階的に拡大させる予定という。なお、同件による26年3月期業績への影響は軽微としている。

■まぐまぐ <4059>  726円   +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 まぐまぐ<4059>はストップ高。同社は9日、HI-NEXU(東京都港区)及びCROSS FM(北九州市小倉北区)と、それぞれの強みを生かしたクロスメディア展開プロジェクトを開始すると発表。これが材料視されたようだ。このプロジェクトは、HI-NEXU運営の「XU(クロスユー)」YouTubeチャンネルを起点とした革新的なメディア連携モデル。YouTubeで配信される田村淳氏プロデュースのビジネス・経済コンテンツを、まぐまぐの無料メルマガ配信とWebサイト展開、CROSS FMのラジオ放送へと展開するという。

■日本ナレッジ <5252>  1,520円   +180 円 (+13.4%)  本日終値
 日本ナレッジ<5252>が後場終盤になって急伸。午後3時ごろ、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家により投資しやすい環境を整えることで、株式の流動性の向上、出来高の増加及び投資家層の拡大を図るのが狙いとしている。また、株式分割に伴い、期末一括配当予想を20円から7円に修正した。分割前換算では1円の増額修正となることから、これも好材料視されたようだ。

■アライドHD <6835>  209円   +19 円 (+10.0%)  本日終値
 アライドテレシスホールディングス<6835>が急伸。9日の取引終了後に株主優待制度の導入と自社株買いを発表したことが好感された。株主優待制度は25年12月末日時点の株主から導入する予定で、毎年12月末日時点で500株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じてデジタルギフト「giftee Box」を1000円~6000円分進呈する。一方、自社株買いは上限を80万株(自己株式を除く発行済み株数の0.76%)、または1億5000万円としており、取得期間は9月10日から10月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元の一環として実施する。

■レカム <3323>  107円   +6 円 (+5.9%)  本日終値
 レカム<3323>が急伸。中小企業向けデジタルトランスフォーメーション(DX)や省エネ関連製品の販売などを行うが、シンガポールで子会社を通じAIサーバーの販売も展開する。9日取引終了後、中国の先進AI企業であるIntelligence Indeedとの合弁会社と共同で進めてきた「AIエージェントプラットフォーム日本語版」のローカライズ開発を完了し、社内に導入したことを発表。AIエージェント事業を本格的に展開する方針で、これが株価を強く刺激する格好となった。

■リベロ <9245>  2,129円   +116 円 (+5.8%)  本日終値
 リベロ<9245>が後場上げ幅を拡大。正午ごろに発表した8月度の月次売上高速報が前年同月比24.7%増となり、増収基調が継続したことが好材料視された。

■テンダ <4198>  720円   +34 円 (+5.0%) 一時ストップ高   本日終値
 テンダ<4198>が一時ストップ高まで買われた。同社はきょう午前11時ごろ、現場が自ら業務を改善できる自律型DXソリューション「TRAN-DX(トラン ディーエックス)」の提供を開始したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。このサービスは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション:定型的な事務作業をソフトウェアロボットが自動化する技術)や人工知能(AI)、ノーコードデータベースを統合し、複雑な業務を現場で効率化・進化させるプラットフォーム。同社は「TRAN-DX」を中期成長戦略の柱とし、28年度までに導入企業500社超、DX事業売上比率50%超を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 岡本硝子 <7746>  318円   +80 円 (+33.6%) ストップ高   本日終値
 イメージ情報開発 <3803>  1,646円   +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値
 メタプラネット <3350>  714円   +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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