「半導体」が7位、アドテストの異彩人気で関連銘柄に再び脚光<注目テーマ>
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★人気テーマ・ベスト10 1 下水道 2 人工知能 3 データセンター 4 国土強靱化 5 核融合発電 6 防衛 7 半導体 8 ステーブルコイン 9 JPX日経400 10 地方銀行 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が7位にランクインしている。 米国株市場で目先は半導体セクターに資金が還流しており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日続伸でボックス圏上限近くまで水準を切り上げ、8月13日につけた年初来高値を視界に捉えている。東京市場でも出遅れる半導体関連セクターに国内外機関投資家の目が向かい始めた。 半導体関連でもAI半導体に経営の重心を置く企業とそうでない企業との間で株価に開きが生じているが、そのなか半導体製造装置関連ではアドバンテスト<6857.T>に人気が集中している。アドテストは米AI半導体大手のエヌビディア<NVDA>向けに半導体検査装置を納入しており、業績面でも連動性が高い。また、直近米国株市場では半導体ソリューション及びソフトウェア設計・開発を手掛けるブロードコム<AVGO>がコンセンサスを超える好決算で株価を大きく上昇させており、これがアドテストへの買いを誘導する背景ともみられている。きょうは全市場を通じアドテストの売買代金は断トツとなっているほか、プライム市場の値上がり率でも上位に食い込む人気で異彩を放っている状況だ。 半導体株全体の強弱を判断するうえで注目されるのがNEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信<200A.T>だが、ここにきてマドを開けてリバウンド局面に移行、日足一目均衡表でも雲抜けを果たすなどテクニカル的に新波動に突入したことを示唆している。半導体製造装置大手では相対的に出遅れる東京エレクトロン<8035.T>やディスコ<6146.T>、レーザーテック<6920.T>、SCREENホールディングス<7735.T>などのキャッチアップに期待がかかるほか、先端半導体設計開発のソシオネクスト<6526.T>やマイコンで世界トップクラスの競争力を誇るルネサスエレクトロニクス<6723.T>、半導体シリコンウエハー専業大手のSUMCO<3436.T>なども併せて注目となる。 出所:MINKABU PRESS