株価指数先物【昼】 +2σ接近で利益確定に伴うロング解消の動き

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比130円高の4万3790円(+0.29%)前後で推移。寄り付きは4万3900円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万3970円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き後ほどなくして4万4000円台に乗せると、中盤にかけて4万4190円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただ、買い一巡後はロング解消の動きが強まり、終盤にかけて4万3680円まで上げ幅を縮めた。

 日経225先物は4万4000円での攻防をみせた後に4万4190円まで上げ幅を広げており、ショートカバーの動きが強まったようである。ただし、ボリンジャーバンドの+2σ(4万4250円)に接近するなかで利益確定に伴うロング解消の動きも入りやすく、終盤にかけて上げ幅を縮める形になった。高値から500円あまり調整する形であり、短期の大幅な変動によってヘッジ対応のショートを誘う動きも意識されそうだ。ヘッジ対応一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で13.92倍に上昇した。一時13.98倍まで上昇しており、再び200日移動平均線(13.93倍)を上回る場面もみられた。ただ、同線をキープできず、NTロングを巻き戻す動きに向かわせている。

株探ニュース

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