米外為市場サマリー:弱い米雇用統計を受け一時146円80銭台に軟化

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為替

 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円43銭前後と前日と比べて1円05銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円74銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に米労働省が発表した8月の雇用統計は、非農業部門の就業者数は前月比で2万2000人の増加にとどまり、改定された7月分(7万9000人の増加)から伸びが大幅に鈍化。また、失業率は4.3%と7月(4.2%)から上昇し、約4年ぶりの高水準となった。雇用の減速が鮮明となったことで、市場では米連邦準備理事会(FRB)が16~17日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げに動くとの見方が台頭。米長期金利が低下するとともに、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが流入し、ドル円相場は一時146円82銭まで軟化した。その後は週末を控えたポジション調整のドル買い・円売りで下げ渋る動きとなったが、米利下げ観測が強まっていることから戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1717ドル前後と前日に比べて0.0070ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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