外為サマリー:7月実質賃金7カ月ぶりプラスを受け148円10銭台に軟化

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為替

 5日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=148円18銭前後と前日の午後5時時点に比べ20銭程度のドル安・円高となっている。

 4日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円49銭前後と前日に比べ40銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米8月ISM非製造業景況感指数が強い内容となったことなどを手掛かりに一時148円78銭まで上伸したが、その後は米雇用統計の発表を翌日に控えて上げ一服となった。

 この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開。厚生労働省が朝方発表した7月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比0.5%増と7カ月ぶりのプラスとなったことから日銀の追加利上げが改めて意識されているようだ。前日に米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが入りやすい面もあり、午前9時50分ごろには148円10銭台に軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1660ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=172円77銭前後と同7銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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