<注目銘柄>=WNIウェザ、今期も過去最高業績を更新へ
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ウェザーニューズ<4825.T>は4月以降、25日移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを継続している。2021年12月につけた上場来高値5235円を上抜けられるか注目したい。 同社は気象情報サービスを法人及び個人向けに展開している。7月7日の25年5月期連結決算発表にあわせて開示した26年5月期の売上高予想は前期比6.4%増の250億円、営業利益予想は同10.7%増の50億円。年間配当予想は同20円増配の90円とした。増益率は鈍化の見通しだが、前期の過去最高業績の更新を計画する。BtoS(個人向けサービス)分野では超高解像度雨雲レーダーについて、AIエージェントが現地ユーザーの投稿を生かし解説を行う機能をアプリで提供。BtoB(法人向けサービス)での展開もすぐに可能としており、AI時代の対応力に優れている。 国際的な情報網も強みだ。世界気象機関(WMO)のデータに加え、国際機関に提出されていないデータも各国と連携し気象機関から受信するなど情報収集力を強化してきた。8月19日には世界の気象警報と災害ニュースをマップ上にプロットする「グローバルアラート」の提供を開始。異常気象が世界中で問題となり企業が対応を迫られるなか、同社のサービスの中長期的な成長に期待できそうだ。(如水) 出所:MINKABU PRESS