<動意株・4日>(前引け)=アサカ理研、オンワード、SWCC

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 アサカ理研<5724.T>=上昇加速で新値街道突入。きょうはマドを開けての急騰を演じ3カ月ぶりに年初来高値を更新、需給相場の様相を呈し始めた。都市鉱山から独自技術を使って金やプラチナなど貴金属回収を手掛けており、ここにきて金市況の上昇が加速するなか、関連有力株としてにわかに頭角を現してきた。欧州や米国などの財政悪化懸念やトランプ関税の影響に伴うインフレ圧力などが意識されるなか、金だけでなくプラチナ価格の上昇も目立っており、株式市場でも非鉄セクターをはじめその関連株への視線が熱を帯びている。同社株は急騰習性があり、最近では2020年秋口から年末にかけて大相場を形成。さらにさかのぼり、14年11月には8営業日連続のストップ高を交え、わずか13営業日で株価を約18倍化させた経緯がある。信用買い残もピーク時から整理が進捗している一方、貸株市場を通じた機関投資家のショートが入りやすい銘柄で、踏み上げ相場の素地を内包している。

 オンワードホールディングス<8016.T>=新値追い。3日の取引終了後、8月度の月次売上概況を発表。既存店売上高は前年同月比4.3%増となり、3カ月ぶりに前年同月を上回った。業況を評価した買いが優勢となっている。全店ベースでは昨年10月に連結対象となったウィゴーの実績を含め、同48.4%増となった。暑くて長い夏への対策として強化したボトムスなど、シーズンレスアイテムの販売が好調に推移したほか、ブラウスやジャケットの販売も堅調だった。

 SWCC<5805.T>=5日ぶり切り返す。前日まで直近4営業日で700円以上下落し75日移動平均線を下回るなど警戒感が強まっていたが、きょうはにわかに押し目買いが活発化している。3日取引終了後、同社は生成AIの普及加速を背景としたデータセンター需要拡大に対応し、約10億円を投じて仙台事業所に増産投資を行い、光ファイバー(リボン状光ファイバー心線)の生産能力を現行比3倍に増やすと発表した。2026年度上期の完工を予定し、26年度の同商品売上高は、24年度実績比で約28倍を目指すとしている。これを材料視する形で投資資金が流入する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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