イトヨーギョが連日のストップ高人気、下水道関連株への投資資金攻勢が過熱◇
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イトーヨーギョー<5287.T>が一時値幅制限上限の300円高は1439円まで買われ、連日のストップ高となったほか、日本ヒューム<5262.T>も400円近い上昇で4600円台に乗せる場面があった。このほか、栗本鐵工所<5602.T>、水道機工<6403.T>といった銘柄も値を飛ばすなど、下水道インフラ関連株に投資資金の攻勢が加速している。今年1月に埼玉県八潮市の県道交差点で起こった大規模な道路陥没事故を受けて、下水道の予防保全や点検・補修を国策として推進する動きが株式市場でもテーマ買いの動きに発展している。市場では「水道事業に関しては、行政と民間企業が協業で上下水道インフラを管理・運営する『ウォーターPPP』推進への期待も買いの根拠となっているようだ」(中堅証券アナリスト)という声もある。とはいえ、関連銘柄は足もと思惑先行で買われ過ぎている面は否めないが、貸株市場を経由した機関投資家の空売りも含め、ショートポジションの積み上がりが踏み上げ相場を演出しているケースもあり、総花的な急騰劇の行方にマーケットの視線が集まっている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS