ニデックに大量の売り注文、新たな不適切会計処理の疑い発覚で第三者委員会設置
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ニデック<6594.T>に売り注文が殺到している。3日の取引終了後、傘下のニデックテクノモータの中国子会社において、昨年9月下旬にサプライヤーからの値引きに相当する購買一時金(約2億円)に関し、不適切な会計処理が行われた疑いが判明したと発表した。調査の過程で、ニデックテクノモータ以外においても「当社やグループ会社の経営陣の関与又は認識の下で、資産性にリスクのある資産に関して評価減の時期を恣意的に検討しているとも解釈しうるなど、不適切な会計処理が行われていたことを疑わせる資料が複数発見された」としている。これを受け、同日に第三者委員会の設置を決めた。株式市場では事業面や業績面での影響を巡る不透明感が意識されている。 ニデックはイタリア子会社に関する貿易取引上の問題及び関税問題に関し、調査・検討を進めているが、今回はこれとは別の件となる。イタリア子会社に関する問題は新たに設置した第三者委員会の委嘱の対象外となるとしている。 出所:MINKABU PRESS