3日の米株式市場の概況、NYダウ24ドル安 ナスダック反発し1%高
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3日の米株式市場では、NYダウが前日比24.58ドル安の4万5271.23ドルと3日続落した。7月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が市場予想を下回った。労働市場の先行き懸念がくすぶるなか、米国の財政悪化リスクも意識され、全体相場の重荷となった。米司法省が反トラスト法に違反したとの認定のもと、グーグルに対してウェブブラウザー「クローム」などの事業分割を求めていた件で、米連邦地裁が司法省の要求を退けたことを受け、傘下にグーグルを持つアルファベット<GOOGL>が急伸。ナスダック総合株価指数の上昇率は1%に上った。 シェブロン<CVX>やボーイング<BA>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が軟調推移。ハネウェル・インターナショナル<HON>やメルク<MRK>が冴えない展開となったほか、フィリップ・モリス・インターナショナル<PM>やラスベガス・サンズ<LVS>が株価水準を切り下げ、イオンQ<IONQ>が下値を探った。一方、ウォルマート<WMT>やトラベラーズ<TRV>がしっかり。ロブロックス<RBLX>やロケット・カンパニーズ<RKT>が買われ、メーシーズ<M>が高い。 ナスダック総合株価指数は218.09ポイント高の2万1497.72と3日ぶり反発した。アップル<AAPL>やテスラ<TSLA>が堅調。キャンベル・スープ<CPB>やインピンジ<PI>が値を上げ、ヘルスエクイティ<HQY>が大幅高となった。半面、マイクロストラテジー<MSTR>やコアウィーブ<CRWV>、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>が売られ、ダラー・ツリー<DLTR>とロケット・ラボ<RKLB>が急落した。 出所:MINKABU PRESS