話題株ピックアップ【夕刊】(3):FEASY、Lドリンク、ソフトバンクG
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■フィットイージー <212A> 3,085円 +5 円 (+0.2%) 本日終値 フィットイージー<212A>が続伸。同社は1日の取引終了後、8月度の主要KPI(重要業績評価指標)を開示した。既存店の会員数は前年同月比13.1%増の15万3000人と、2ケタ増を継続しており、評価されたようだ。全店ベースでは同51.7%増の20万5000人となった。店舗数は前月比で2店舗増加の220店舗。9月は下旬に4店舗のプレオープンを予定している。 ■Lドリンク <2585> 2,386円 -219 円 (-8.4%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 ライフドリンク カンパニー<2585>が急落。同社は1日の取引終了後、既存株主による売り出しを決議したと発表。株式の需給悪化懸念が広がり、売りが膨らんだ。筆頭株主の投資ファンド、サンライズ・キャピタルが1019万7000株を売り出すほか、需要状況に応じて上限152万9400株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売出価格は9日から12日までのいずれかの日に決める。Lドリンクの株式を議決権ベースで10.87%保有するサンライズ・キャピタルは全株式を売却する形となる。Lドリンクは株式需給への影響を和らげるため、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.96%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は売り出しの受渡期日の翌営業日から10月31日まで。 ■ソフトバンクグループ <9984> 15,380円 -70 円 (-0.5%) 本日終値 ソフトバンクグループ<9984>は売り買い交錯も5日移動平均線を絡め頑強な値動きを示している。前日は全体相場がリスクオフの流れに晒されるなか、日経平均先物主導のインデックス売りの影響から4.8%安と大きく売り込まれたが、きょうはその巻き戻しの動きが優勢となっている。前日は米国株市場がレーバーデーの祝日で休場だったことで手掛かり材料不足ながら、欧州株市場が総じて強い動きを維持したことで、投資家の過度な不安心理が緩和されている。足もと日米株式市場ともに人工知能(AI)関連株には向かい風が強まっているものの、代表格である同社株の下値では出遅れた向きの押し目買いが支える格好となっている。同社株は信用取組が売り買い拮抗、直近の信用倍率は依然として1.20倍とタイトであり、空売り筋の買い戻しも誘発しやすい状況だ。 ■窪田製薬HD <4596> 80円 +30 円 (+60.0%) ストップ高 本日終値 窪田製薬ホールディングス<4596>がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。1日の取引終了後、同社のメガネ型AR(拡張現実)デバイス「Kubota Glass」の販売特約店契約に関する発表を相次いで行っており、手掛かり視されたようだ。中国の多元奇夢(北京)医療科技と福豪(上海)光学科技、台湾のEverLight Instrumentとそれぞれ販売特約店契約と売買契約を締結した。3社は販売後のアフターサービスも行う。なお窪田製薬HDは3月13日に締結した坂田製薬(大阪府阪南市)との「Kubota Glass」の販売に関する売買契約に関し、8月末までの履行期間において600台の納品を見込んでいたが、現時点で坂田製薬からの発注に至っておらず、納品できていないと明らかにした。現在、契約の履行に関して協議を継続しているとしている。 ■abc <8783> 522円 +80 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値 abc<8783>は連日のストップ高に買われた。1日は会社側が8月29日に発表した暗号資産市場における新サービス「Vixサービス」の提供開始を好感する形で買われたが、この日は、1日の取引終了後に発表した上場株式のトレーディングによる営業外収益の計上を好感する形で買いが入った。26年8月期第1四半期に売買目的有価証券運用益2200万円を営業外収益として計上する。なお、同件により業績を見直す必要が生じた場合には速やかに開示するとしている。 ■MITホールディングス <4016> 1,145円 +127 円 (+12.5%) 本日終値 MITホールディングス<4016>が急反発。1日の取引終了後に25年11月末日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年11月30日時点で3単元(300株)以上を保有する株主を対象に、一律でQUOカード5000円分を進呈する。 ■rakumo <4060> 1,327円 +135 円 (+11.3%) 本日終値 rakumo<4060>は急反騰し、年初来高値を更新した。同社は1日の取引終了後、米アブポイント子会社のAvePoint Japanと業務提携を締結したと発表しており、業績の押し上げ効果を期待する買いが流入した。米マイクロソフト と強固なパートナーシップを持つアブポイントの日本法人との提携により、Microsoft 365に、グループウェアSaaSの「rakumo」シリーズを提供していく。25年12月期業績に与える影響は精査中。AvePoint Japanによる「rakumo for Microsoft 365」のライセンス売上高の一定割合を、ストック収益として計上していく。 ■イオレ <2334> 8,310円 +610 円 (+7.9%) 本日終値 イオレ<2334>が続急伸。同社は1日の取引終了後、暗号資産金融事業に関する戦略発表会を10月に開催すると公表。これを材料視した買いが入ったようだ。同社は中期経営計画の中核に暗号資産金融事業を位置付けている。発表会では、暗号資産を活用した金融業のインフラともいえる構想「Neo Crypto Bank戦略」についての詳細などを示す。開催日や登壇者などについては9月16日に特設ページで発表する予定としている。 ■アプリックス <3727> 225円 +13 円 (+6.1%) 本日終値 アプリックス<3727>は高い。1日取引終了後、IoTプラットフォームを開発するジャスミー(東京都港区)と協業し、電子マネーサービス「さガッツ!マネー」の提供を開始すると発表した。また、ジャスミーがスポンサーを務め運営する「サガン鳥栖公認応援ファントークン」アプリ上のキャンペーンとして「さガッツ!マネー2025」も始めるという。これが材料視された。 ●ストップ高銘柄 夢みつけ隊 <2673> 280円 +80 円 (+40.0%) ストップ高 本日終値 Defコン <4833> 386円 +80 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値 TV業界改革 <394A> 644.8円 +100 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値 イメージ情報開発 <3803> 1,011円 +150 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値 テクノマセマティカル <3787> 677円 +100 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値 など、9銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース